- 玄関の収納ってシューズボックスだけじゃ足りない?
- 土間収納って寒くない?
- どんなものが土間に収納できるの?
一条工務店のシューズボックスは収納量が多く、一般的な靴の数なら問題ありません。
ちなみに一般的って、1人10~15足らしいよ。
しかし以下のような物を収納する場合、シューズクローク(土間収納)は必要です。
- 子どもの外遊びのグッズやベビーカー
- 雪かきグッズ
- 高圧洗浄機などの掃除道具
- 傘などの雨具
- ゴミ箱など
きれいに片付いた快適な玄関を実現するには、シューズクロークを1畳でも作っておくと良いでしょう。
我が家はグレイスシューズボックスを採用。
しかし、冬用のブーツや子どもの長靴、サンダルなど、思っていた以上に靴が増え、シューズボックスが徐々に圧迫されています。
また、庭に倉庫を設置しなかったため、外で使う物の収納が足りませんでした。
正直、土間収納がなかったら玄関をきれいに保てません。
- 1.5畳のシューズクロークの収納量
- シューズクロークの後悔ポイント
- 土間収納を作ったメリットとデメリット
実際にシューズクロークに収納している物を紹介するため、住んでから使うときのイメージができます。またこの記事では我が家の失敗点や玄関動線も紹介します。
玄関の間取りや人気の動線を紹介した記事も参考にしてください。
最初に補足として、シューズクロークは靴の収納をメインにした場所。
土間収納は靴以外の様々な物を収納する場所です。またドアのない土間続きの空間という意味もあります。
実際に家づくりをするときは、ほとんど同じと思ってください。
一条工務店で人気のシューズクロークはこんなところ
一条工務店は暖かいため、広い玄関や見通しの良い大きな窓が人気です。
玄関横には1畳前後のシューズクロークを作る人も多く、玄関をきれいに保てるよう工夫されています。
シューズクローク内も収納を使いやすくするオプションがあります。
理想は広々した玄関だけど
自転車やDIYの道具、ウォークスルーで来客動線と分けた玄関。そして大きな窓のある広くて明るい玄関。
そんな玄関が家にあれば憧れますよね。
実際、展示場やホームページの玄関とシューズクロークの写真は広々したものが多いです。
しかし実際にそんな玄関を持っているのは豪邸のみ。
実際は1~1.5畳の広さが多い
一条工務店のシューズクロークは、玄関をすっきりさせるための収納として使う人が多いです。
展示場によくある、来客動線のためにつくる広いウォークスルーは少なめ。
我が家もそうですが、性能や機能面に予算を使うため、広さに使う予算を抑える傾向にあります。
そもそも一条工務店のコスパはいいけど、ローコスト住宅ではない。
収納のメインは自在棚や天棚パイプ(ハンガーラック)が人気
一条工務店では自在棚のオプションがあります。
使いやすいのに安価でコスパがよいため、ちょっとした収納場所に採用する人が多いです。
また、ハンガーラックがあれば、コートや傘をかけることもできるため、汚れを家に入れなくてすみます。
一条工務店でも広い玄関は寒くなる
一条工務店は高性能住宅であり、冷暖房の効きがよく家中快適にできます。
しかし北海道以外は土間の床暖房はオプション扱い。
また、玄関ドアや窓は断熱性能が壁より劣るため寒くなります。
温暖な地域でなければ、広い玄関で快適性を損なうため注意しましょう。
断熱王の登場で弱点がなくなる
2023年から断熱王という、一条工務店の弱点である玄関の断熱性能を底上げするオプションが始まりました。
断熱王で採用できる玄関ドアのダンジュは壁並みの断熱性能があります。
一条工務店のダンジュを詳しくみる
X(旧Twitter)でもダンジュの厚みや土間断熱が話題になっています。
うちも採用できるなら絶対してたね。
我が家のシューズクロークを紹介
我が家は1.5畳のシューズクロークを採用。ウォークスルーで収納の使い勝手と家事動線を快適にしました。
通路のあるウォークスルーで使いやすくした
我が家のシューズクロークは玄関とキッチンを通り抜けできる間取りにしました。
買い物の荷物や土間に収納しているものをキッチンにすぐ運べるようにするためです。
シューズクロークは通路をつくると収納量が減る
通路として使う空間に物を置けないため、収納量は減ります。
しかし、収納は奥行があると奥の物をとれず、使い勝手が悪くなる。
収納量と使いやすさを考えて、適度な奥行で収納もしやすい1.5畳のウォークスルーにしました。
自在棚が便利すぎた
自在棚は収納の苦手な人でも使いやすい収納です。
- 収納ボックスを置く
- 適当に色々並べる
- 棚の高さを自由に変えられるなど
安いオプションなのに自由度の高い収納です。
ずぼらな我が家は、とりあえずボックスを買って押し込んだり、ペットボトルやお米のストックを並べたりと、あまり難しく考えずに使っています。
収納量としてはまだ余っていますが、1番高い棚は173㎝の私でも使うのは一苦労です。
ほかにも、土間収納があると床暖房を使っても涼しい場所を確保できます。一部の食材は床暖房があると早く傷むため、貴重な収納スペースです。
ハンガーラック(天棚パイプ)が便利
もう一つある人気の収納オプションが天棚パイプです。コートやカッパ、傘などをぶらさげることができます。
汚れたものを室内に入れずに済むため便利。また、ぶらさげることで下の空間は別の収納に使えます。
床置きの収納量はぎりぎり
我が家が土間に直接置いているものは
- 高圧洗浄機
- 傘
- 長靴
- ラジコン
- ゴミ箱
- ホースリール
- ホウキ
- 雪かきグッズなど
思ったより物が多く、土間収納を圧迫しています。
正直、高圧洗浄機や雪かきグッズは外に倉庫を作っておけばよかったと後悔しています。
赤ちゃんができたらベビーカーが入らないから、整理しないと。
通路をつくった分、収納できる範囲が狭いからね。
窓なしでセンサーライト必須
シューズクロークにFIX窓を採用し、明るくする人もいます。
しかし我が家は寒くなるのが嫌で窓をなくしました。
そのため、収納が暗く照明が必要となり、センサーライトを採用しました。
ちょっと物をとるだけでスイッチを押すのは大変なので、センサーライトにしてよかったと思います。
欲をいえば、電球色じゃなくて白系の明るい照明にすればよかったかな。
電球色だと収納内が見えづらいです。
シューズクロークの後悔ポイント7選
ここからは我が家の後悔ポイントを紹介していきます。
開き戸にして失敗
玄関側の出入り口に開き戸を設置して大失敗。
玄関から中が見えず安心ですが、普段の使い勝手は最悪です。
実はドアが90度まで完全に開きません。しかもカチッと止まらず、徐々に閉まってくるという。
大きな荷物を運んでいるときに通路が狭く、閉まってくるドアにぶつかるためストレスです。
ロールカーテンにすればよかったと思います。
ちなみに引き戸はキッチン側につけているため、玄関側にはつけられません。
両側に引き戸をつけると、自在棚やハンガーラックが使えなくなります。
シューズクロークの下まで隠せない
玄関とシューズクロークの間にドアを作る場合、框(かまち)より下はドアがありません。
つまり、下部分はドアでは隠せないのです。
来客時に完全に隠せないため、やっぱりロールカーテンが良いかなと思います。
キッチンが寒くなる
キッチン側は引き戸を採用。
使い勝手は良いのですが、引き戸の下は数ミリのすき間があり、ここから冷気が入ってきます。
体感はキッチンにずっといると少し気になるかもぐらいだよ。
思ったより収納が狭い
靴や雨具などちょっとしたものだけなら、1.5畳あれば収納量は問題ありません。
しかし、庭で使うものや、子どものおもちゃまで収納すると足りません。
我が家の場合、高圧洗浄機や雪かき用のスコップなどが該当。
子どものベビーカーが入らないよ。
現在、庭に倉庫を作ろうか検討しています。
標準の壁紙で失敗
我が家は節約のために標準の壁紙クロスを採用しましたが、シューズクロークは汚れやすい場所です。
高圧洗浄機など外で使うものが置いてある壁はよく汚れます。
掃除が大変なので、汚れの落ちやすい壁紙を採用するといいでしょう。
壁紙にはキズや汚れに強い機能性壁紙というものがあります。
閉鎖空間だから、壁紙に遊びを入れてもいいかも。
壁紙の選び方も参考にしてください。
コンセントを作ってなかった
もしコンセントを設置しておけば、シューズクロークに靴の乾燥機や何かしら充電するようなものをおけたなと思います。
情報ボックスを作ってもよかった
自在棚やハンガーラックの上にある収納部分は高く、手が届きにくいため使い勝手が悪いです。
ここに情報ボックスなど、大きくて目立つものを設置してもよかったと思っています。
シューズクロークをつくるメリット4選
ここからはシューズクロークをつくるメリットを紹介していきます。
汚れたものを室内へ入れなくていい
玄関土間にそのまま出入りできる収納があれば、汚れた雨具やコートを置けます。
とくにコートを室内へいれる必要がないため、室内を汚す心配がありません。
子どもは汚れたままでも、リビングまで上がってくるから大変。
玄関をきれいに保てる
- ベビーカーなどの子ども用品
- 増える靴や長靴
- 傘など毎回使う片づけるのが面倒なものなど
それが全部見えないところに収納できると便利ですよね。
外で使うグッズを収納できる
外遊びの道具や、掃除用品など手軽に収納できます。
庭が広ければ倉庫を外に設置できますが、庭にスペースが確保できない場合、家の中に収納つくるしかありません。
靴を脱がずにキッチンにいける
シューズクロークは土間続きであり、玄関からキッチンまで靴のまま出入りできます。
我が家では買った物をそのまま冷蔵庫まで運べます。
水やお米など、パントリーとしても使えるため、靴のままシューズクロークに入って収納できます。
毎日の家事がラクできる動線をつくるとストレスがありません。
シューズクロークをつくるデメリット
次はシューズクロークのデメリットを紹介していきます。
壁紙クロスが汚れやすい
外で使った汚れている物を収納するため、土間だけでなく壁紙にも汚れがつきます。
標準の壁紙だと汚れがとれにくく、掃除が大変です。
気になる場合は、汚れに強い壁紙を選びましょう。
土間掃除のスペースが増える
玄関土間と同じように土間の掃除が必要です。
しかし土間つづきのため、ついでに掃除できる程度なので負担はそこまで大きくありません。
それよりも棚の掃除や、収納している物を出して掃除するのが大変です。
臭いがこもりやすい
一般的にシューズクロークは換気しづらく、においがこもります。
しかし、一条工務店の場合は一種換気システム(ロスガード)を採用しているため、においは気になりません。
ただし、ゴミ箱やおむつ入れなど臭いの強いものが置かれていると、さすがに臭いは出ます。
心配ならナノイーを採用しましょう。
しかし、私は臭いが気にならなかったので、ナノイーを使ったことがありません。
坪数が増えて予算アップ
玄関に広い収納をつくるため、建物の坪数が増えます。
我が家は1.5畳でシューズクロークをつくったため、約60万円の費用がかかっています。
まとめ
一条工務店のシューズクローク(土間収納)の広さは、1~1.5畳が人気です。
しかし、坪数が増えてしまい1.5畳で約60万円の費用がかかります。
それでも玄関に収納をつくるメリットは大きい。
- 室内に汚れを持ち込まない
- 玄関をきれいに保てる
- 外で使うグッズを収納できる
- 靴を脱がずにキッチンまで行ける
もちろん汚れても良い場所をつくるため、デメリットもあります。
- 壁紙クロスが汚れやすい
- 土間掃除のスペースが増える
- 臭いがこもる
- 坪数が増えて予算アップ
これらのデメリットはありますが、個人的には、せめて0.5畳でもいいので収納をつくり、コートや雨具、ベビーカーだけでも入れられると便利だと思います。
また、全館床暖房の一条工務店では、涼しい場所の確保が大切。
土間収納は室温が下がるためパントリーとしても使えます。傷む、溶けるなど気になる食材は土間に収納しましょう。
チョコレートは冷蔵庫だと固くなるから、土間がちょうどいいよ。
便利なシューズクロークですが、後悔ポイントもあります。
- ドアの選択を間違えた
- やっぱり寒くなりやすい
- 収納が足りない
- コンセントを設置し忘れたなど
もしシューズクロークをつくる場合は、他の人がした後悔ポイントも確認しておきましょう。