レンジフードの換気扇は外と直接つながっており、虫の侵入や不快な外気を室内へ入れてしまう原因になります。
もし気になる場合は電動シャッターをつけると、外気と室内を遮断できます。
実は北海道などの寒冷地域で標準採用されており、実用性の高い設備で、他の地域でもオプション採用が可能です。
今回は一条工務店のレンジフードに採用できる電動シャッターを紹介します。
- 電動シャッターとは何か
- 電動シャッターをつけるメリット、デメリット
- レンジフードに電動シャッターは必要なのか
他にも掃除が劇的にラクになるレンジフードがオプション採用できるようになったので、別記事で紹介しています。
電動シャッターとは何か
レンジフードは換気をするために、換気扇が外と直接つながっています。
外壁にレンジフードとつながるシャッターがあり、標準の換気扇では使用していないときでも風で簡単に開いてしまいます。
電動シャッターを使えば、外気を取り込む時間を極力減らし、さらに風で勝手に開かない頑丈なシャッターになります。
電動シャッターの使い方は簡単
レンジフードの換気をONにしている間だけ、換気扇のシャッターが開きます。
換気をOFFにすると自動でシャッターを閉めてくれるため、外気を遮断できます。
ただし換気のONとOFFはレンジフードがセンサーで自動管理しているため、OFFにするときは手動操作が確実です。
電動シャッターのメリット・デメリット
もっと具体的に電動シャッターについて教えて。
ここからは電動シャッターを採用するメリットとデメリットを解説していきます。
電動シャッターのメリット
- 省エネ効果がある
- キッチンが暖かい
- 外の音が響かない
- 中の音が漏れない
- 害虫対策になる
省エネ効果がある
電動シャッターを使うと、換気をしているときだけシャッターが開きます。
それ以外は外気を遮断でき、家の気密性が高くなります。
気密性が高いと冷暖房効果が高くなるから、省エネにつながります。
キッチンが快適になる
一条工務店は高性能住宅で全館床暖房。
家中が快適な空間を作れますが、レンジフードで換気をするとキッチンに不快な外気が入ってきます。
ロスガード(1種換気)を介さない換気をするため、キッチンが冬は寒く、夏は暑く感じます。
リビングにいる家族は快適だけど、長時間キッチンにいる私は。
冬はキッチンだけ寒く感じることがあったね。
防音効果がある
実はメリットは気密性だけではありません。
電動シャッターは防音効果も優れています。
換気扇と外が直接つながっているため、外と中の音も直接通ってしまいます。
とくにキッチンの天井にスピーカーをつけている場合は、大きな音が外に漏れる可能性があります。
換気扇はキッチンだけではなく、トイレやお風呂にもあるから、防音を気にするなら間取りにも注意が必要です。
虫が入ってきにくい
換気扇は換気をしている間、常にシャッターが開いています。
そのため虫が簡単に室内へ侵入します。
キッチンにいる小さな虫は、だいたいレンジフードから入ってくるよ。
虫が気になる場合は、電動シャッターで虫の侵入を防ぎましょう。
異物も遮断できる
換気扇からは花粉やタバコの煙など身体に害のあるものも侵入してきます。
家のすぐそばでタバコを吸う人がいる場合は要注意。
換気扇のすぐ隣でタバコを吸うおじさんなんかがいた日には、キッチンへタバコの煙が入り込んできます。
電動シャッターのデメリット
- オプション費用がかかる
- メンテナンスが必要
- 停電時に困る
オプション費用がかかる
北海道では標準仕様ですが、それ以外ではオプション扱いになっています。
ただし費用は7,000円と安価です。
2023年に原価が15,000に上がっていました。オプション費用も上がっている可能性があります。
メンテナンスが必要
電動シャッターはモーターを使用しているため、寿命や故障があります。
またゴミや大きい虫が挟まってしまうと掃除も必要になります。
メンテナンス費用は気になるよね。
必要な費用をメーカーに問い合わせたよ。
電動シャッターの修理は約3万円、配管など本体を外すような大掛かりな作業なら約6万円の費用がかかるそうです。
電動シャッターの寿命は10~15年、値段の割に長持ちします。
停電時に困る
電動シャッターは電気で動いているため、停電すると動かなくなります。
停電中に料理をする人はいないと思うから、あんまり関係ないかもね。
まとめ
一条工務店に2年間住んで感じたのは、「外の音が意外と聞こえる」でした。
キッチンのレンジフードから外の音が聞こえてくるのがわかります。
我が家のように外に放送スピーカーがある場合は、電動シャッターがあってもよかったかも。
どこから入ってきた?って虫もいるよね。
電動シャッターは、なくても困らないけど、あった方が良かったかなと感じる場面もあります。
予算に余裕があれば採用してもいいかもしれません。
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