- ロスガード90って何?
- 換気で窓を開けないってどういうこと?
- 機械の換気だとメンテナンスが心配
一条工務店では1種換気システムのロスガード90を採用
1種換気は窓を開けずに機械で家中の換気をするシステムです
- 高性能住宅は1種換気システムが必要
- 換気システムは2003年の建築基準法で義務化された
換気システムはハウスメーカーごとに開発されており、その性能・特徴にも大きな差があります
一条工務店のロスガードは業界トップクラスの換気システム
世界基準でも戦える性能
高性能住宅では1種換気にする方がいいです
もちろんカビやダクトメンテナンスの心配などデメリットもあります
現在は改良されデメリットが改善されています
高性能住宅には一種換気が必須です
一種換気のリスクまで知って採用を検討しましょう
- ロスガードのデメリットがわかり対策できる
- ロスガードに必要な費用がわかる
- 家族の健康を守る家づくりができる
高性能住宅には一種換気システムは必須といえます
せっかく快適な空間をつくっても家の外へ快適な空気を逃がしては意味がありません
窓を開けると外の汚染された空気や熱気・冷気が室内へ入ります
しかし一種換気システムにはメンテナンス費用の心配があります
この記事ではメンテナンスについても解説しているので参考にしてください
ロスガードの性能はトップクラス
一条工務店のロスガード90の特徴
- 高性能フィルター
- 熱交換型システム
高性能な換気システムを採用したことで健康的で快適な生活を実現しました
一条工務店は換気システムが標準仕様ですが、似たような性能を他社で求めると100~300万円以上のオプション費用になります
さらに同じ一種換気でも他社よりも熱交換効果やフィルター性能が高く、より快適できれいな空気を家の中に保つことができます
高性能フィルターで健康的な生活が実現できる
ロスガードには高性能フィルターがあり、外から入ってくる空気中の有害物質を99%除去して室内へきれいな空気を入れます
- 花粉
- PM2.5、黄砂
- アレルギー物質
- ほこり
- ウイルス
- カビなど
家に入ってくる空気を空気清浄機に通したイメージです
- 家にほこりがなくてきれい
- 病気になりにくい
- カビが発生しない
などのメリットがあります
長く続いていた喘息が治ったという声もありました
熱交換システムで快適さと省エネを実現
熱交換は室内の快適な空気を外に逃がさないシステム
冷暖房効果を高め一般住宅よりも光熱費が1/3になる
たとえば
冬に暖房で室内を20℃にしていても、外から0℃の空気が入ってくると暖房効率が悪く暖房が切れるとすぐ寒くなります
一条工務店のロスガードでは90%の熱交換を実現
それにより
外気0℃、室温20℃なら
外気0℃⇒18℃になって入ってきます
他社の大手ハウスメーカーでも熱交換は80%程度しかない
快適な生活は一条工務店の住宅性能が高いのも大きな要因です
他のハウスメーカーよりも性能にこだわっているからこそ実現できた家づくりだね
ロスガードは湿度調整もしてくれる
ジメジメする梅雨では外から入ってくる水分を回収し、室内へ除湿された空気が入ってきます
除湿効果を最大限発揮させるためにはオプションでさらぽかを採用する必要があります
でもさらぽかはグランセゾンで採用できない
しかも動くと少し暑く感じるためエアコン併用する人が多い
我が家は加湿性能のついたうるケアを採用しました
加湿機能つきの換気システムは今までにありません
冬に床暖房を使っても加湿器がいらなかったね
給水や掃除がなくなってラクだった
年間暖房費が3分の1以下にカットできる
画像は熱交換システムのない場合と比較したものです
全館床暖房を24時間使いながらで年間暖房費が3分の1以下に減少
ロスガードのデメリット4つと対策を解説
ロスガードの有名なデメリットは以下です
- 騒音がする
- ダクト内にカビが生える
- 設置に間取りで1マス必要
- フィルターと防虫袋の交換がめんどう
現在は改良され騒音対策がされている
ロスガードは以前マックスという会社と共同開発されました
このときはロスガードの音がうるさく部屋の隣に設置するとうるさいと言われていました
現在はパナソニックと提携し改良されました
寝室の隣に設置してもほとんど音はしません
ただし個人差もあるため神経質で少しの物音でも気になる!と言う方は設置場所に注意しましょう
ロスガードの音は対策できる
ロスガードの位置は間取りで1マス必要になるため間取りに制限があります
さらにロスガードには一条ルールが複数あります
一条ルール
- 2階建ての場合、2階に設置
- 外壁に面した場所に設置
- 前にトビラを設置できない
よくあるロスガードの設置位置の工夫は
- クローゼットの奥に作る
- 廊下に作る
- 掃除しやすい位置に設置する
- 二重トビラで遮音する
ベッドからできるだけ離して部屋の中に置かないか、置いても収納をはさむなどしている人が多い
ロスガードのトビラと自分との間に
もう一つトビラがあると遮音できます
フィルターや防虫袋を交換するため廊下がいいという人もいます
2022年に仕様変更
防音対策で収納の中にロスガードを設置できなくなりました
ロスガードのメンテナンス時に目の前がトビラだと作業に支障がでるという理由
作業スペースの取れる場所に設置が必須となりました
ダクト内のカビやほこりが気になる
ロスガードではダクトといって家中に空気を送る配管があります
この配管の中にカビが発生したり、ほこりが溜まってしまうのではないかという不安をもつ方が多いです
実際には99%有害物質の除去なので残り1%はどうしてもダクト内に侵入します
しかし他の換気システムに比べるとごく少量です
一条工務店では50年使用してもホコリやカビがほとんど溜まらないことを実験で証明しています
ダクト内の水分は水蒸気のように水滴のある空気ではないため、カビが生えるような状態にはなりません
フィルター交換と防虫袋の交換がめんどう
ロスガードにあるもの
- 本体の吸気フィルター
- 家の中に排気口が複数
- 虫の侵入を防ぐ防虫袋
フィルターと防虫袋は半年~1年で交換が推奨されています
排気口のフィルターも月1回掃除機で掃除しないといけません
フィルター類の交換は年間で2,500~5,000円かかります
ロスガードにかかる3つの費用
必要になる費用は
- 電気代
- フィルター類の費用
- メンテナンス費用
フィルター類の費用は年間5000円程度
電気代に関しては電気会社によって異なりますが、ブログやSNSでよく言われているのは月300円程度です
そこまで高額な費用ではありません
ロスガードで一番不安が多いのはメンテナンス費用です
- 点検や修理の費用はいくらかかるのか
- もし故障して全交換になったらどうなのか
このあたりを解説します
先に書いておきますが
営業さん(店長)から聞いた話では
ここ10年~20年で故障して全交換になった事例はありません
『全交換を想定していないため具体的な予算は不明』だそうです
ちなみにロスガードの保証期間は10年です
もしダクトが故障して全交換になったらいくらかかるのか
ロスガードの故障で点検や部品交換をした方は実際に複数います
その場合10万円以下で修理・交換されていることがほとんどでした
一条工務店ではダクトの交換事例がないため、他社の全館空調の交換費用を参考にしました
カビやほこりでダクトを全交換すると100~200万円かかったとSNSでいくつかみつけることができました
確実性はないかもしれませんが参考にはなります