- コンセントのつけ忘れがないか心配
- 何を基準にコンセント配置を決めたらいいかわからない
コンセントの配置は家が建ってから変更できません
特に一条工務店では外壁側のコンセントは追加工事が難しいです
一条工務店では契約後から打ち合わせが2週間間隔でありました
打ち合わせのペースが速く、内容も細かくなりコンセントや照明まで頭が回らない
しかしコンセント配置は後悔される方がとても多いです
間取り失敗ランキング
順位 | 失敗内容 | 人数 |
---|---|---|
1位 | 収納のつくり | 98人 |
2位 | 部屋の広さ | 72人 |
3位 | 音の伝わり方 | 68人 |
4位 | 配線計画 | 63人 |
5位 | 視線 | 47人 |
6位 | 明るさ | 43人 |
7位 | 暑さ・寒さ | 29人 |
8位 | 生活動線 | 22人 |
9位 | 屋外空間の広さ | 13人 |
10位 | ニオイの伝わり方 | 11人 |
参考:SUUMO調べ
2020年のアンケート結果です
以前より収納や広さを気にする人が増えました
音が気になる人が増えたのは高気密の家が増えたからだと思います
そして配線が今回のテーマ
以前1位だった配線が4位になりましたが、相変わらずランキング上位です
- 図面上で必要なコンセントをすべて決めるのは難しい
- チェックリストがないと抜けてしまいそう
今回チェックリストとコンセント配置を決める手順を作成させてもらいました
- コンセント配置を決める9個の手順がわかる
- コンセント配置忘れ予防チェックリスト
失敗しないコンセント配置の9手順
1、家具と家電を図面上に書き込む
大きなものから順番に家具や家電の配置を書き込んでください
とくにくつろぐ場所に置かれるソファーや机、ベッドは必ず書く
2、常に接続している家電と季節によって出してくる家電の設置位置の確認
次に加湿器、除湿器、サーキュレーター、空気清浄機、こたつなどの季節家電や家具を配置してください
一条工務店は全館床暖房ですがこたつが好きで出している方もいます
他にもクリスマスツリーなどイルミネーションもコンセントが必要になります
買うかわからない家電や家具もコンセントを念のため設置しておくと失敗を防げます
3、スマホやノートパソコン、ゲーム機など場所を動かす家電のコンセント
持ち運びをする家電の充電場所を確認してください
またダイニングなども含め食事で使うホットプレートや、庭で使うBBQの電源も考えてください
パソコンやテレビのコンセントは有線が必要になることもあり、コンセントの種類に注意する
4、今後購入する可能性がある家電も考えておく(特に子ども関連など)
今は持っていないが新居で新しく使いたいと思っている家具や家電も書き込んでください
- 子どものためにピアノや音楽プレイヤーを購入する
- 英語教材など学習に使う電源
- プログラミング学習用のタブレットやパソコン電源
- フィットネス家電など
我が家ではペッピーキッズとこどもチャレンジをしています
タブレットや英語教材に電源が必要です
コンセント配置を間違えると学習場所が固定できず集中力の低下につながります
5、普段座って、あるいは寝てくつろぐ場所の近くに設置
テレビを見てくつろぐ場所や和室、ベッドなど自分がゆっくりと過ごす場所の電源を確認してください
テレビを見ながらスマホの充電やマッサージグッズなども使えます
美顔器やローラー、リフレシリーズの低周波マッサージ器などテレ部を見ながら使えますね
6、キッチン、テレビ裏は特に多めに設置する
一番コンセントが足りずに困るのがキッチンとテレビ裏です
キッチンは便利な家電が多くあります
共働きで時短家電が流行ってますね
今は使わないが子どもと一緒にお菓子作りや料理など、複数人で利用するようになると家電が増え、コンセントが思っていたより必要になります
また料理をしながらスマホやテレビを使う場合もコンセントが必要です
テレビ周囲もテレビを見るだけでなくDVDやブルーレイ、ゲーム機などを置くとコンセントが多く必要になります
意外と多く必要になるのがゲーム機
家族でスイッチスポーツを大画面でしたいです
本体だけでなく今ではコントローラーも充電が必要です
7、部屋の角や空いている壁にはコンセントを設置する
部屋の角にコンセントを配置しておくと掃除や空気清浄機などの家電、模様替え時のコンセント確保などに役立ちます
スタンドライトやフットライトなど補助照明として照明計画にも使えます
8、実際の生活をイメージしてシュミレーションする
自分が生活した時の導線を考えてください
とくに料理や掃除、洗面、洗濯など家事をしている時に使う電源を忘れると後悔します
有線の掃除機は家中にコンセントが必要です
ルンバやコードレス掃除機を使うなら充電場所も考えてください
9、模様替えも考える
ベッドやテレビなど大きなものを移動するとコンセント位置が大きく変わります
- 家具の後ろにコンセントが隠れてしまうため位置が変えられない
- テレビ用のコンセントが一か所しかなく動かせないなど
よく使う家電リスト、あると便利なコンセント位置
場所別によく使われる家電を紹介します
玄関
- 虫よけ
- アロマ
- 消臭剤
- イルミネーション
- 靴の乾燥機
- 間接照明
シューズボックスのカウンターや玄関にニッチを作ることで、コンセントを作りアロマなどの小物を使えます
玄関内外でイルミネーションや間接照明に使うコンセントもあると便利です
シューズクロークにコンセントを取っておくと靴の乾燥機やアウトドアに使うものを充電できます
キッチン
- 冷蔵庫
- 炊飯器
- ミキサー
- 電子レンジ
- ジューサー
- 泡だて器
- コーヒーメーカー
- トースター
- 電気ポット
- スマホ充電、オーディオ機器(音楽やレシピ動画など)
キッチンのコンセント配置は作業の邪魔にならないよう配線を設置してください
庭
- 電気自動車
- 芝刈り機
- 高圧洗浄機
- イルミネーション
- バーベキュー電源
- 間接照明
ウッドデッキや駐車場にあると便利です
庭の照明は虫がこないLEDにしましょう
各部屋
- 空気清浄機
- 加湿器や除湿器
- エアコン
- テレビ
- 掃除機
- スチームクリーナー
ベッドの両サイドに設置すると夫婦二人が別々のところからスマホを充電できます
一緒に寝る場合はコンセントが1か所だと不便です
加湿器、空気清浄機を設置するときベッドの頭側にコンセントがこないようにしましょう
頭側に家電があると音が気になります
ランドリールーム
- 除湿器
- サーキュレーター
- 洗濯機
- アイロン
- 乾燥機
机の上側にコンセントを設置するとアイロンに便利です
洗濯物を干す位置を考えて除湿器を設置する場所を決めてください
除湿器の前後にも注意してください
後ろに風がいくタイプだと除湿器が前後逆になって見た目が悪いです
上にコンセントを設置しサーキュレーターを壁付けすることもできます
洗面所
- ドライヤー
- ヘアアイロン
- 髭剃り
- 電動歯ブラシなど
もともと洗面台自体にコンセントがついています
しかし同時にコンセントを使うとブレーカーが落ちます
同時に使うなら他の電源を確保してください
リビング
- テレビ
- DVD、ブルーレイプレーヤー
- パソコン
- 学習スペースの照明
- スマホ充電やマッサージグッズ
- 補助照明用
ソファーの横にコンセントがなく不便、壁が少なくコンセントが設置できなかったと後悔することもあります
ダイニング
- ホットプレート
- たこ焼き器
- 電気鍋
- リビング学習用の照明
- パソコン
- ダイニング用テレビ
収納
- プリンター
- ルンバ
- コードレス掃除機
- Wi-Fi用
掃除用具を入れる収納を作ったが、充電ができないという人もいます
一条工務店は床暖房によりWi-Fiの電波が悪いです
Wi-Fiの中継器や基地を別で作る場合はコンセントが必要になります
我が家も2階の収納にWi-Fiの基地をつくりました
階段踊り場や廊下
階段付近の掃除機使用、フットライトに使います
夜中の補助照明としてコンセントを用意しておくと便利です
子供部屋
- 勉強机の照明
- パソコン
- スマホ
- ゲーム機
将来子どもが帰省した時に配偶者や孫を連れてくる可能性もあります
余裕があればそのときに使う用のコンセントがあっても良いかもしれません
車庫や倉庫
- DIY用電源
- 電気自動車充電
- 車洗浄用電源
- 防犯カメラ
- 夜間の照明
意外と駐車場周囲は電源が必要になります
家の外は考えていなかったと言われる人もいるため注意してください
その他
- ピアノ
- 音楽機器
- smartスピーカー
- プロジェクター
- 英語教材の電源
- おしりふきウォーマーなど
コンセントで後悔したことリスト
こんなことで後悔したという声を集めてみました
どれもよくあることなので、少し多いですが参考にしてください
- 家具の裏にコンセントがきてしまい延長コードが必要
- 延長コードはルンバも通れず掃除の邪魔、埃をかぶる、足に引っかかる
- 延長コードを多用したため見栄えが良くない
- 一か所のコンセントを使いすぎてブレーカーが落ちる
- 同時に使う家電を考えていなかったためコンセントが足りない
- 来客分のコンセントを考えていなかった
- テレビの配線がなく模様替えができない
- 季節もの家電用のコンセントが足りない
- 掃除機のコードが届かない
- ウォークインクローゼット内にコードがなく掃除できない
- 目立つ高さに設置したためお客さんから目立つ
- アクセントクロスに設置してしまい目立つ
- エアコンのコンセントを下にしてしまい目立つ
- エアコンの上にコンセントをつけたことで電源が抜きにくく掃除がしづらい
- トイレのコンセントが目立つところに来てしまった
- 引き戸のせいでコンセントが設置できない
- ドライヤーで子どもがコンセントに届かない
- 低い位置にしてことでペットや赤ちゃんに触られる
- カップボード上のコンセントからコードが上からぶら下がっており邪魔
- 充電器が思ったより大きく隣のコンセントまで重なる
- コンセントの前に物があり充電器が挿せない
生活をイメージできずに、住んでから足りないと気づいた人が多いですね
コンセントの高さ
一般的には床上20~30㎝が標準です
一条工務店は床から30cm
よく抜き差しする場所は高めの位置にしてください
例えば掃除機を移動しながら使う場合、何度も屈んで抜き差しすると腰痛や膝の痛みの原因になります
掃除機の場合は胸元の高さにしておくと便利
机で使う場合も机の上なのか下にするのか考えましょう
見えない場所にコンセントがあるとすっきりしますが、使い勝手の悪いコンセントになってしまうのもストレスです
水回りはアース付きがルール
水回りのコンセントにはアース付きをつけると法律で決まっています
水回りは水がかからない位置にコンセントを設置し、アース付きになります
壁がない場所のコンセント
ポップアップ式
壁がなくてもコンセントを作れるため、ダイニングやリビングで使われることがあります
フローリングに色を合わせておけば目立ちません
- 隙間にほこりやごみがつまるので掃除が面倒
- 足が引っかかる感じがする
床暖房では採用できないことがあると言われていますが、一条工務店で採用している方もいます
地域によっては使えないと言われる可能性もあるため必要なら確認してください
建築中にも注意
コンセントはその場所ごとに細かく高さや数を設定している場合多いため、建築中に高さや位置、数を間違えてしまうことがあります
人の手によってつくっているため見学時に確認しましょう
我が家は位置は問題なかったですが、全部仮止めで緩いままでした
これくらいなら言えば全て直してもらえます
リフォームは高額になる
コンセントが足りない場合はリフォームで増設することができます
ただし最初からつけておいた方が安いです
- 壁紙の貼り換えが必要
- 配線が壁の中ではなく外にむき出しになる可能性がある
- 予算が10倍と高額など
デメリットが生じるため、最初からつけておいた方が安くていいです
配置忘れ予防チェックリスト
□使う家電や家具をピックアップ
□ 家電、家具は将来購入するものもピックアップ
□家電、家具を図面へ書き込む
□連続して接続しておく家電のコンセントを決める
□季節ものや時々取り出して使う家電などのコンセント位置を決める
□スマホなどの持ち運びするものの充電する場所を決めておく
□掃除機の導線を考える
□部屋の四隅や空いている壁があればコンセントが必要か考える
□駐車場や庭で使う家電などのコンセント位置を確認する
□キッチンやテレビ裏など集中してコンセントが必要な場所に数が足りている
□コンセントを使用中にコードが邪魔にならない位置である
□模様替えの可能性も考えて配置を見てみる
□補助照明に使えるコンセントを確保する
私はルンバで失敗しました
ドアを開けると基地から出れなくなりました
まとめ
コンセント配置は手順に沿って必要なものを確認し、チェックリストに沿って確認してください
- 家電と家具を図面に書き込む
- 常に使う家電と季節ものを確認する
- スマホのように移動するものを充電する場所も考える
- 今後購入するものを考える
- くつろぐ場所のコンセントを考える
- キッチンとテレビ裏は多めに配置する
- 部屋の角にコンセントをつくる
- 実際の生活をイメージする
- 模様替えも考える
コンセントは多くても困ることは少ないです
予算に余裕があればつけるべき!と言われます
数万円のオプション増加にはなりますが、それで今後の生活が快適で制限のないものになるなら使用しても良いと思います
ただ不必要につけすぎると予算が無駄になりますので、つける場所をしっかりイメージして検討してください
□使う家電や家具をピックアップ
□ 家電、家具は将来購入するものもピックアップ
□家電、家具を図面へ書き込む
□連続して接続しておく家電のコンセントを決める
□季節ものや時々取り出して使う家電などのコンセント位置を決める
□スマホなどの持ち運びするものの充電する場所を決めておく
□掃除機の導線を考える
□部屋の四隅や空いている壁があればコンセントが必要か考える
□駐車場や庭で使う家電などのコンセント位置を確認する
□キッチンやテレビ裏など集中してコンセントが必要な場所に数が足りている
□コンセントを使用中にコードが邪魔にならない位置である
□模様替えの可能性も考えて配置を見てみる
□補助照明に使えるコンセントを確保する
前半の打ち合わせで力を使いすぎて、後半のコンセントや照明で失敗する方が多いです
一つずつしっかり確認しながら最後まで打ち合わせをしていきましょう