- 土地を買うときに後悔しないよう注意点を知りたい。
- 理想の間取りに合った土地を選びたい。
- 土地を買ってから打ち合わせで後悔したくない。
せっかくのマイホームなら理想の間取りを実現したい。しかし、土地の条件を優先して購入すると、土地に合わせて間取りを妥協しなくてはいけない場合が多いです。
理想の間取りがある場合は、土地探しよりも先に間取りについて考えておくことも大切です。
- 間取りを先に考えるメリットとデメリット
- 間取りから考える土地探しの方法
- 土地の予算立てに便利なウチノカチとは
この記事はウチノカチ様との合同作成です。土地の特徴や土地の予算の目安が参考になると思い記事作成をしました。家づくりのために土地を探している方の参考になると思います。
土地探しよりも先に間取りを考えるメリット
土地探しよりも先に理想の間取りを考えておくことで、間取りに合った土地を選べます。
- LDKが広くできない
- 庭をつくれるスペースがない
- 大きな窓をつけると近所から丸見えになるなど
土地を先に決めると理想の間取りがつくれず後悔する場合があります。
完璧に間取りを決めておく必要はありませんが、外せない条件を家族で話し合っておくのが重要です。
- 部屋の数(寝室・子ども部屋など)
- 各居室(LDK・寝室・ウォークインクローゼット等)や庭の広さ
- 各居室や玄関の方角(風水や家相、日当たり等)
- 平屋か2階建てか
各部屋の広さが確保できる
間取りを決めるときに重要なものの1つが部屋の広さです。
例えばLDKは20畳欲しいとか。
広いLDKや、ランドリールームは3畳確保したいなど家を建てる人によって理想の部屋の広さがあります。
土地を先に購入している場合、その理想をすべて入れると土地の広さが足りないなんてことも。
うちはそれもあって平屋ができず、2階建てになったよね。
庭がつくれなくなった
- 人工芝を敷いて子どもやペットと遊ぶ
- 庭でバーベキューがしたい
- 夏はプールを出したいなど
家づくり中には様々な夢が広がります。
広くておしゃれな庭はあこがれます。
しかし、理想の間取りを土地に当てはめると庭の作れるスペースが残らず、狭い家になってしまうと言われるかもしれません。
間取りを事前に考えておくと、自分たちの理想の家づくりに必要な土地の広さや形がわかります。
近所から家の中が丸見えになる
大きな窓で明るいリビングが理想。私もそんな想いがありました。しかし、大きくて外の見える窓は外からも中が見えてしまいます。
事前に土地を決めておくと、どの方角に他の家や道路があり、どこに窓をつくると良いのか計算して間取りをつくれます。
とくに大きくて開放的な窓は、家がたくさん隣接していると難しいです。
予算内で土地を探しやすい
最初に土地を探すと立地や値段ばかり見てしまいます。しかし、事前に間取りを考えておくと必要な広さや、隣接する住宅の状況、方角などを考慮しながら土地探しができます。
また土地の条件次第で選べるハウスメーカーも変わることがあります。
私の場合、家の前に大きな放送用のマイクがあったため、家の防音性能が高いハウスメーカーが必須条件でした。
また、間取りを事前に考えておくと坪数も決まります。それによって家に必要な予算が大まかですが推測できるため、土地を選びやすいです。
先に土地を買うと家づくりの予算が余っていないなんてことも。
土地選びよりも先に間取りを考えるデメリット
間取りを先に考えるのはメリットばかりではありません。もちろんデメリットがあるため、ここではデメリットも紹介しておきます。
選べる土地が限られる
間取りにこだわって土地選びをした場合、土地の選択肢が限られてしまうデメリットがあります。
また都心部など、土地の選択肢が限られているエリアでは、物件数が少なかったり狭小地しかなかったりと、間取りに合った土地を見つけること自体が難しい場合があります。
土地の条件が難しい場合は妥協も必要になります。
間取りを優先すると土地の希望を妥協しなければならない場合もあります。間取りよりも、土地のエリアや利便性、地盤の安定性を重要視したいという方は、土地の希望を先行して進めてみましょう。
土地を探している間に間取りをハウスメーカーの営業や設計士と打ち合わせしておくと、『もっと狭くても理想の間取りができた』なんてこともあります。
土地探しが長引いて家づくりが始められない
理想の間取りにこだわると、土地探しが長引きなかなか家づくりが進まないことも。間取りの希望を考えるときには、優先順位をつけておきましょう。
自分のケースにあわせて、間取りの希望をどこまで優先するかを考えてみてください。
ただし理想の間取りを考えておくと、良い土地を見つけたときに即決しやすい。
土地は他の人も探しており早いもの順の場合が多いです。この土地で理想の家が建てられるかな?と悩んでいる時間に先を越されてしまいます。
事前に間取りを固めておくと、悩まずすぐに土地購入の話が進められます。
間取りを決めてから土地探しをする方法
希望の間取りにあった土地を探すといっても、経験がない方にとっては難しいです。
そんな場合は以下ようなステップで、プロに相談しながら進める方法もあります。
- 家族で話し合って希望の条件をリストアップする
- 建築会社に相談する
- 不動産会社に相談する
- 自分でも積極的にリサーチして資金計画を立てる
家族で話し合って希望の条件をリストアップする
家族で話し合い、「LDKは15帖以上」「南向きで日当たりの良い土地」「広い庭を確保できる広さ」など、間取りや土地の条件を洗い出します。
とくに広さや部屋の数、方角は意識しましょう。
子どもが産まれていない人は子ども部屋の数を決めづらいと思うけど、そこはよく設計士さんにも相談してね。
子ども部屋を大きめにとって後から分けられるようにするといった方法もあります。よく相談しておきましょう。
建築会社に相談する
ハウスメーカーや工務店などの建築会社に理想の家に関する条件を伝え、間取りの提案や見積りの提示を受けましょう。
条件のリストアップがより具体的で優先順位がしっかり決まっていると、スムーズに図面化してもらいやすいです。
具体的に図面ができれば、それに合った土地を探しやすいです。
複数のハウスメーカーに相談している場合、その建築会社独自が持っている土地を紹介してもらえることもあります。
不動産会社に相談する
建築会社に土地の希望条件を伝えて物件を探してもらいます。
土地は形や広さなど目に見える条件だけではなく、法的な制限や建築上の注意点などプロにしか分からないポイントがあります。
間取りにあった土地探しは、かならず建築会社も一緒に不動産会社と3者で行うようにしてください。
自分でも積極的にリサーチして資金計画を立てる
建築会社や不動産会社に任せっきりにするのではなく、ウェブサイトなどを活用して自分でも土地情報を集めてみましょう。
家づくりにおいて重要となる資金計画を立てるためには、土地価格の相場を調べる「ウチノカチ」「トチノカチ」などのウェブサイトを利用すると便利です。
次は参考になりそうなウェブサイトの紹介をします。
土地の予算立てなら「ウチノカチ」「トチノカチ」が便利
土地探しをする際には、予算をしっかりと立てておく必要があります。
そこで便利なのが、「ウチノカチ」や「トチノカチ」といった無料で土地の相場を簡単に調べられるサイトです。
- 土地相場や特徴
- 地域ごとの価格動向
- 周辺の環境情報などがわかる
私も一度サイトを見てみましたが、例えば『駅ちかでも土地の価格が高くならない』特徴のある土地など、サイトで調べないと知らなかった情報がありました。
私は駅ちかは高いだろうと勝手に思っていました。
サイト自体は少し見づらさもありますが、役立つ情報も多く載っており参考になると思います。
理想の間取りについて考えて後悔のない家づくりを
「間取りの希望」と「土地の条件」どちらを優先するかは、家を建てる方によって変わります。
それぞれのメリットとデメリットを知り、家族としっかり話し合いながら進めてください。
また家づくりでは、理想の間取りを実現するための資金計画がとても重要となります。予算内で理想の家を実現するために、事前に便利なウェブサイトを活用して相場を確認し、土地探しをした方がよいと思います。
間取りは住んでからは変更できません。後悔しないよう情報収集はしっかりしておきましょう。