- うるケアだけで加湿は大丈夫なの?
- さらぽかはエアコンがいらないってホント?
どっちも採用したい!という声も多いですが、うるケアとさらぽかは併用できません。
結局どっちを選べばいいの?
私はうるケアを採用しています。最初はアイスマートでさらぽかにしようか悩んでいましたが、最終的にグランセゾンでうるケアになりました。
うるケアとさらぽかの実際をQ&A形式で紹介
- 掃除が嫌い、予算をかけたくない、再熱除湿のエアコンを採用するならうるケア
- 予算に余裕がある、冷房が苦手、家で動く機会が少ないならさらぽかなど
詳細は記事の後半でまとめています。
うるケアでよくある質問9選
うるケアで気になる質問をまとめました。
うるケアの詳細を解説した記事も参考にしてください。
さらぽかと併用できないの?
できません。
うるケアかさらぽかのどっちかを選ぶ必要があります。
ただし、グランセゾンはうるケアしか選べないので注意してください。
グランセゾンの構造でさらぽかを採用すると、床下に結露を発生するリスクが高くなります。
うるケアにかかる費用は?
- オプション費用の約10万円
- 電気代が月300~800円程度
以上の2つだけです。あとは誤差程度の水道代がかかります。
実際ちゃんと家中加湿されるの?
されますが、環境によります。
うるケアだけで湿度は40~50%を維持できます。
しかし、衣類乾燥機を使う、氷点下になるような地域などでは湿度が40%を切ってくることもあります。
うるケアのアップデートって何?寒冷地でも乾燥しないの?
しません。
今まではうるケアは氷点下のような気温の低い状態だと、凍結などのトラブルが起こる可能性がありました。
そのためうるケアの加湿機能を抑制していました。
しかし、2023年後半からうるケアがアップデートされたことで改善。
うるケアのアップデート詳細はこちらを参考にしてください。
加湿器無しで生活できるってホント?
ホントです。
我が家も3年間住んでいますが、加湿器を使ったことがありません。
もし乾燥するなら、その原因が何かあるはずです。
乾燥で困ったら、一条工務店の施主にSNSで相談してみましょう。
うるケアの音は気にならない?
なりません。
うるケアだからロスガードの音が大きくなるということはありません。
しかし、ロスガード自体の音が気になることはあります。
ちなみに今のロスガードは改良されており、防音性能が高くなっています。
うるケアでカビが生えないか不安なんだけど
問題ありません。
うるケアはカビが発生する湿度まで上げないように調整しているので安心です。
ダクト内もカビが生えないことは実験で実証されています。
ただし、ロスガードのフィルター部分にカビが発生する事例はありました。
周囲は畑や山など自然の多い環境では、空気中にカビが多くフィルターに付着することがあります。
私も実際にカビが発生し、防カビ用のフィルターに無償交換してもらいました。
洗濯物は乾きにくくなるの?
なりません。
うるケアを使う冬は24時間床暖房を使用します。そのため洗濯物が乾きにくくなるほどの湿度にはなりません。
うるケアの加湿で窓の結露はひどくなる?
なりません。
うるケアが原因で結露するほどの加湿はされません。
しかし、一条工務店の窓であっても冬場は結露することがあるため、ハニカムシェードを少し開けておくなど対策は必要です。
さらぽかでよくある質問12選
次はさらぽかでよくある質問を紹介していきます。
さらぽかの特徴を知りたい方はこちら
うるケアと併用できないの?
できません。
先ほどと同じ質問です。アイスマートやグランスマート、グランセゾンなど一条工務店の住宅規格は複数ありますが、どの住宅でもうるケアとさらぽかの併用はできません。
冷え性なんだけど足が冷たくならないか心配
さらぽかは床冷房のため、冷え性の人には合わない可能性があります。
足元が暖かく、頭は冷えているのが健康に良いです。
頭寒足熱と言われています。
参考:Lidea
この考えから床暖房は健康によいとされていますが、床冷房は逆になっています。
冷えるのが心配な人はさらぽかの床冷房は不向きかもしれません。
さらぽかにかかる費用は?
さらぽかはうるケアよりも費用がかかります。
- オプション費用坪1.5万円(33坪で約50万円)
- 電気代は+1~1.5万円
- サーキュレーターとデジカントの交換費用約30~40万円
サーキュレーターとデジカントは寿命が10年程度。30年で2~3回は交換が必要です。
電気代もエアコンだけを使っているより1万円ほど高い。ただし、夏場は太陽光発電があるため、実費はもう少し安くなります。
床下が結露するってホント?
可能性はあります。
床冷房は25℃設定を公式が推奨しています。
これ以上に冷やしてしまうと結露の可能性があります。
また、環境次第では25℃設定でも結露するかもしれません。
夏はエアコンを併用しないとダメなの?
生活環境によります。
私が8月、実際に完成見学会などで見学に行ったとき、少し階段を登るだけで汗をかきました。
掃除や料理などの家事、遊んでいる子ども、玄関周囲や寝ているときなど状況によって暑く感じるためエアコンを全く使わない生活はできません。
床暖房と同じで、床冷房も即効性はないためすぐに部屋を冷やせませないので注意してください。
さらぽかだけで家中快適にできるの?
部屋による。
先ほど言ったように玄関や主寝室、キッチンなどでは暑くなりやすいです。
また、書斎などパソコンなどの機器を狭いところで使うと暑くなります。
暑いときにすぐ冷やせるの?
難しいです。
1~2時間で涼しくなってくると感じる人もいますが、床暖房と同様に1日前後かかることがあります。
実際は家具や建具を暖める床暖房より、効果が出るのは早いと思われます。
洗濯物はちゃんと乾くの?
乾きます。
ただ、極端な湿度の上昇で乾きづらいときはあります。サーキュレーターをうまく使いましょう。
さらぽかの掃除ってめんどう?
めんどうです。
サーキュレーターは各部屋に1つ設置されます。
各サーキュレーターのフィルター掃除を2週間~1か月に1回掃除する必要があります。
私にはめんどうで無理です。
さらぽかって後付けできるの?
できません。
天井埋め込み型のサーキュレーターを使用しており、後から設置はできません。
さらぽかは固定資産税が上がるってホント?
ホントです。
さらぽかは家を一体化している物をみなされるため、固定資産税増額に対象になります。
冬は加湿されるの?
されません。
さらぽかのデジカントは保湿効果があり、湿度は下がりにくいです。
しかし、加湿機能はついておらず、冬場の乾燥に対応できる性能はありません。
さらぽかの人は加湿器が必要です。
うるケアとさらぽかのどっちが良いのか
うるケアとさらぽかのどっちが良いか悩んでいる人向けに、あなたにはどっちがおすすめなのか判断できるよう特徴を紹介していきます。
うるケアが向いている人
うるケアは乾燥に敏感で家事ラク、そして電気代を抑えたい人におすすめです。
少しでも掃除の手間を減らしたい人
うるケアは加湿器が不要になり、加湿器のフィルターや貯水槽の掃除が不要になります。
賃貸のときに2~3台加湿器を使い、クエン酸につけて掃除すると半日かかることも。
また、さらぽかは各部屋にサーキュレーターがつくためフィルター掃除が必要です。
予算や電気代をできるだけ抑えたい人
うるケアはオプション費用で約10万円、電気代と水道代が月数百円かかる程度です。
さらぽかはオプションだけで1坪1.5万円、電気代月1~1.5万円のプラス。
就寝時に静かな方が良い人
うるケアを使うと加湿器不要になるため、加湿器の音が気になる人には大きなメリットです。
ロスガードがうるさくなると心配する人もいるけど、うるケアにしても音の大きさは変わらないから安心してください。
乾燥に敏感で、風邪を引きやすい人
うるケアで家中の湿度のベースが上がります。
どこにいても極端に乾燥する場所がないため、乾燥による不快感はなくなり、風邪も引きにくくなります。
天井がすっきりしている方が好きな人
さらぽかを採用すると各部屋の天井にサーキュレーターがつきます。
すっきりした天井を好む人にとっては目立ってしまいます。
うるケアはロスガード内に加湿器装置がつくだけなので、他には何もつきません。
洗濯物の室内干しができるスペースを確保している
ランドリールームのように洗濯物を一か所でまとめている人に向いています。
うるケアではジメジメした季節に湿度を下げる方法がありません。そのため除湿はエアコンや除湿剤を使用します。
その場合、家中に湿度を上げる原因があるとジメジメして不快になることも。
我が家はランドリールームに洗濯物をまとめて、夏場は衣類乾燥機を使っています。
再熱除湿エアコンを買う人
再熱除湿機能つきエアコンなら冷えすぎずに除湿できます。
うるケアの人は冷えすぎず、しっかり除湿できるようエアコンに予算をかけましょう。
グランセゾンで家を建てる人
グランセゾンはうるケアしか選べません。
グランセゾンも高性能ですが、アイスマートやグランスマートに劣るため、うるケアの加湿機能はあった方がいいです。
さらぽかに向いている人
さらぽかは予算に余裕があり、加湿器を使うことに苦痛のない人、そして洗濯物を複数の場所で干す方に向いています。
掃除が苦ではな人
さらぽかではサーキュレーターと加湿器の掃除が必要になります。
とくにサーキュレーターは各部屋についており、部屋が多いほど掃除の手間が増えます。
電気代より快適さが欲しい人
夏に快適な生活ができる分、床冷房で電気代が高くなります。
真夏では1~1.5万円の増額になる人もいます。
太陽光発電と蓄電池を使ってうまく電気代を抑えたいですね。
家中に洗濯物を干すスペースがある
冬の加湿目的や洗濯物が多いからと、家中に洗濯物を干すスペースを作っている人はさらぽかが向いています。
エアコン除湿では対応しきれない場合でも、さらぽかなら快適にできます。
加湿器の給水がしやすい間取り
さらぽかだと冬の乾燥対策に加湿器は必須です。
加湿器を複数設置する必要があるため、ラクに給水できる水場があると便利。
給水場所を考えて間取りを作りましょう。
複雑な間取りの家
ドアが複数あり空間が閉鎖される間取りや、曲がりくねった廊下などエアコンで除湿が難しい場合、さらぽかの方が向いています。
冷房が苦手でできるだけつけたくない人
さらぽかでは冷房をつける期間は少なくてすみます。また、冷房も設定を抑えて使用できるためエアコンの風が苦手な人におすすめです。
しかし、床冷房で足先が冷えやすいため冷え性の人はスリッパや靴下が必要になるので注意してください。
予算に余裕がある人
さらぽかはオプション費用が坪1.5万円と高額です。初期投資やランニングコストはうるケアよりもかかるため、よく検討しましょう。
まとめ
一条工務店のうるケアやさらぽかは採用すると快適さが段違いに高くなります。
しかし併用することはできず、どちらか1つしかオプションを選べません。
人によって生活環境や湿度と乾燥のどちらをより対策した方が良いのか異なります。
また、間取りによってもおすすめが変わるため、よく検討してください。
うるケアの方が向いている人は
- 少しでも掃除の手間を減らしたい人
- 予算や電気代をできるだけ抑えたい人
- 就寝時に静かな方が良い人
- 乾燥に敏感で、風邪を引きやすい人
- 再熱除湿エアコンを買う人
- 洗濯物の室内干しができるスペースを確保している
さらぽかが向いている人は
- 掃除が苦ではな人
- 電気代より快適さが欲しい人
- 家中に洗濯物を干すスペースがある
- 加湿器の給水がしやすい間取り
- 冷房が苦手でできるだけつけたくない人
- 予算に余裕がある人