家を建てるときに気になるのが
家の安全性です
地震や火災、台風、洪水などの災害で
- せっかく建てた家が住めなくなる
- 家族の命にかかわる
といったことにもなります
命に直接かかわります
災害に対しては
家に求められる基準があります
防災や性能を
よく調べて家を建てる必要があります
私は一条工務店のグランセゾンで
建築中のソラマルです
一条工務店中心にはなりますが
建物の防災に関する工夫をまとめておきます
一条工務店の災害対策がわかる
耐水害住宅のデメリットとは
安全な生活には家の性能が大切
ハザードマップの紹介
安心できる家
生活していくうえで必須となるのが
安全性です
家の安全面を考えるときに対策するところ
- 震災(地震)
- 水害(洪水・津波・高潮)
- 火災
- 風災(台風)
- 停電
- 生物劣化
- 温度差
各災害への対策を一条工務店が
どのようにしているか
災害に対する法律での基準とともに
載せておくので参考にしてください
地震災害(震災)対策と耐震等級
地震に関しては建築基準法など
法律で耐震に対する基準が決まっています
ほとんどの工務店が耐震基準最高の3等級です
どこでも同じですよね?
上記のような質問がよくあります
しかし3等級以上がないため
3等級になっている住宅と
ギリギリ3等級を取っている住宅では
大きく性能に差が出ます
耐震等級一覧
建築基準法で定められた耐震性能の基準値
耐震等級1 | 震度7で倒壊しないが 破損する可能性はある 立て直す必要が出てくる 例:熊本地震、阪神淡路大震災 |
耐震等級2 | 等級1の1.25倍の耐震 長期優良住宅の基準 災害時の避難場所はこの等級 |
耐震等級3 | 等級1の1.5倍の耐震 現状最も高い等級 消防署や警察署と同レベル 熊本地震では2回耐えた事例あり |
耐震等級3相当と記載されている場合
等級3の認定があるわけではないため
注意が必要
耐震に関しては三井ホームがトップクラスです
耐震実験 | 注文住宅の三井ホーム | ハウスメーカー ・ 住宅メーカー (mitsuihome.co.jp)
- 震度7の地震を60回
- 過去にあった最も大きな地震以上の衝撃
このふたつの実験を耐えていました
単に耐震が3等級なだけでは
これらの地震に家は耐えられません
私が実際に三井ホームへ行ったときには耐震実験の映像を30分ほど見せてもらいました
耐震に関しては
三井ホームを選ぶかたが多いようです
一条工務店でも2倍耐震を謳っています
一条工務店でも耐震実験をして
耐震基準の2倍の性能と発表しています
実大耐震実験|性能を追求する住宅メーカー【一条工務店】 (ichijo.co.jp)
1等級の2倍であって3等級の2倍ではありません
水害対策
洪水による水害は
毎年のようにニュースになっています
水害による被害では
復旧に1000万以上の費用がかかる
場合が多いです
せっかくの新築ですから
水害対策のある住宅がいいですよね
水害に対しては
一条工務店の耐水害住宅が有名です
一条工務店の耐水害住宅 – 豪雨や洪水による床上、床下浸水に耐える家 (ichijo.co.jp)
テレビ朝日でもニュースとして
取り上げられています
「耐水害住宅」実験公開 浮くことで水没防止|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト (tv-asahi.co.jp)
一条工務店の耐水害住宅はトップクラス
一条工務店は
水害に対しての対策に力を入れています
水害に負けない家を創る!実録映像ドキュメント「耐水害住宅実大実験2020」 – YouTube
浸水対策
浸水は基礎の部分から床下へ水が浸入
してくるものです
一条工務店では基礎部分に
フロート弁が設置されており
浸水時にはこのフロートが浮いて
フタをしてくれます
ドアや窓にも車に使われるような
中空パッキンが使用されています
車に乗ったまま水に水没しても
水が浸入してこない映像はよくありますね
配管からの逆流
下水などの配管から水回りへ水が逆流
してくる現象です
一条工務店では配管内に逆流防止弁を
つけて水の浸入を防止しています
水没を防止
エコキュートやエアコンの室外機、
屋外コンセント、太陽光のパワー
コンディショナーなど屋外の設備も
重要なものは高い位置に設置し
水没されないように対策しています
あえて水に浮かせて流されない
これは床下注水ダクトです
あえて建物の基礎に水を入れて
重くする方法です
そして今注目されているのは浮上タイプです
あえて建物を基礎ごと浮かせます
基礎の下にもコンクリートで基礎を作る
二重基礎になっています
耐水害住宅にはデメリットがある
グランセゾンでは採用できない
坪単価が上がる
2倍耐震が必要
耐水害住宅の実現には
高い住宅の耐久性が必要です
そのため2倍耐震が必須になります
ネットではグランセゾンだと採用できない
という話になっています
それは2倍耐震を採用可能な住宅が
アイスマートやアイキューブだけだから
だと考えられます
オプション採用の場合にかかる費用
注水住宅 | 坪1万~1.5万 |
浮上住宅 | 坪3万円前後 |
坪単価での費用は地域によって異なる
ことがあります
実はトータル費用は安くなるかも
水害に注意が必要な地域では
オプション費用が上がっても
耐水害住宅を採用するメリットがあります
それは保険です
災害に対して火災保険に加入すると思います
火災保険では水災に対して保障をつける場合
保険料が高額になることが多いです
生涯保険料を払い続けることを考えると
保険料を払わずに家の性能を上げる方が
お得になることがあります
火災対策(木造住宅がよい)
木の家はよく燃えそう
鉄の方がいいんでしょ?
実は耐火性能としては
木造住宅の方が鉄骨より強いです
木材は熱によって炭化するため
硬くなり変形しにくいです
炭化は火が燃え広がるスピードを抑えてくれます
火災の原因
火事の原因はストーブなどの暖房器具や
キッチンのガスコンロです
最近では火事の原因になるガスよりも
オール電化が多くなっています
オール電化+床暖房にすると
火災のリスクも少なくなります
太陽光発電が火事の原因になる
オール電化では確かにガスを使わないため
火災のリスクは減ります
一条工務店ではオール電化で9割のかたが
太陽光発電を採用しています
この太陽光発電でも
実は火災が起こることがあります
小動物によるケーブル類の破損で火災が起こる
太陽光そのものでの火災は少ない
防火外壁
一条工務店の外壁は防火外壁になっています
外からの火災に対しても60分以上耐えられます
耐火構造基準
建築基準法で火災に対しても基準があります
耐火構造 | 最長3時間の火災に耐える 火災後は倒壊しない |
準耐火構造 | 最長1時間耐える 火災により倒壊する可能性がある |
防火構造 | 30分耐えることができる |
アイスマートやグランセゾンは準耐火構造
セゾンは防火構造です
停電
落雷などの災害で停電すると
生活の基盤が大きく揺らぎます
1~2時間など短時間の停電なら問題ないですが、
地震など大きな災害時には復旧が困難です
停電時に太陽光発電+蓄電池があれば
普段の生活をある程度保つことができます
私も何度か停電を経験しましたが、夜に真っ暗となり子どもが怖がって泣いていました。
このときに自家発電の家にしようと決めました。
子どもの泣き顔は耐えられません。
風災(台風)
風災は台風や竜巻による家の破損です
屋根や防水目地、窓ガラスの破損が多いです
窓は防犯ガラスやシャッターで対策できます
屋根材に関しても防水加工はしっかりされています
一条工務店は標準で全て強化ガラスの窓
強化ガラスは通常の窓の7倍割れにくいです
台風で何か飛んできても外側が割れるだけですみます
耐風等級一覧
建築基準法によって定められた
風に対する建物の耐久性
耐風等級1 | 50年に1度の暴風に耐える 1991年の台風19号相当(観測史上最大) |
耐風等級2 | 500年に1度の暴風に耐える 瞬間風速60m相当に耐える |
一条工務店では耐風等級は明記されていません
ダイワハウスでは風速に対して記載があります
自然に強い家|鉄骨造の技術|テクノロジー|なぜダイワハウスなのか|注文住宅|ダイワハウス (daiwahouse.co.jp)
基準風速は地域ごとに決まっている
耐風性能以外に
風圧に対して地域ごとに建築基準法で
求めている性能を決めています
参考程度に見てもよいと思います
地域の工務店では
実際にこの話が出てくることもありました
生物劣化
出典:適材適所の防腐・防蟻処理|性能を追求する住宅メーカー【一条工務店】 (ichijo.co.jp)
生物劣化とはわかりやすく言えば
シロアリ被害です
一般的にはシロアリや木材が腐らないように
防腐処理がされます
建築基準法では地面から1mを処理する
となっています
そのためほとんどの工務店では
基礎部分と一階の一部分だけ施工
している場合が多いです
一条工務店のように工場で作っているところでは
防蟻処理が木材全体に浸透されており
一階全部を処理することができ
長期間効果が持続するようになっています
温度差がない
ヒートショックという言葉を聞いたことはありませんか?
冬のお風呂あがりなど
暖かいところから寒いところへ
急に移動することで
心筋梗塞や脳梗塞を起こしてしまうことです
ヒートショックは
直接命に関わるため
高齢になるほど対策が絶対に必要です
私の病院でも30代、40代で働き盛りの男性が朝方やお風呂上りに発症し運ばれてきているのを見ています
ヒートショックの原因は温度差です
全館空調や床暖房のような設備を導入し
家全体の温度差をなくすようにしましょう
ハザードマップ
ハザードマップとは
洪水、土砂、高潮、津波など
様々な災害のリスク情報を
地域ごとにMAPにしてみられるものです
地震についてはNHKの予測地図が参考になります
まとめ
防災対策はハウスメーカーや工務店ごとに
力を入れている場所が違います
自分たちの地域に必要な災害対策を
ハザードマップを見るなどして
事前に調べておきましょう
災害による被害では高額な費用が必要になります
火災保険などの保険内容を検討してください
一条工務店の提携している火災保険はこちらの記事で紹介しています