- 子どもが増えると物が多いけど、捨てられないから想い出の品を残しておきたい。
- 収納が足りているか不安だけど、これ以上収納を増やすと部屋が狭くなる。
- ひな人形や五月人形、季節家電など、使う期間が限られたものをまとめたい。
家づくりの後悔ランキングやSNSでの失敗談など、収納で後悔した話はよくあります。
- 収納量に不安がある。
- 季節家電を収納する大きくまとまった収納がほしい。
そんな人は屋根裏収納がおすすめです。
屋根裏収納なら安くて広い収納が簡単につくれます。
我が家はグランセゾンの2階建てで、2坪(4帖)の屋根裏収納を作りました。
子どもが2人いて、ベビーベッドや子どもの赤ちゃんの時に使っていた靴やおもちゃ、幼稚園で作った作品、五月人形などを収納しています。
たまにしか使わないものは屋根裏収納に入れているため、普段使う部屋の収納やウォークインクローゼットを圧迫せず使えます。
また収納が増えるため、無理に部屋を狭くして収納を作る必要がありません。
- 屋根裏収納の価格や設備の仕様
- 屋根裏収納のメリットとデメリット
- ロフトと屋根裏収納の違い
「収納が足りないかも」と不安な人や部屋を広くしたい人は屋根裏収納を検討してください。
一条工務店の屋根裏収納(小屋根裏収納)とは
屋根裏収納は天井と屋根の間につくる収納スペースのこと。
一条工務店では屋根裏収納を小屋根裏収納と呼んでいます。
本来むき出しの板や梁そして断熱材も少ない場所で、出入りもしづらく収納に適していません。
しかし収納スペースとして活用できるように高性能グラスウールやベニヤ板を使って収納に使える空間を作っています。
屋根裏収納のオプション価格は1坪約10万円
一条工務店の屋根裏収納はオプションで、価格は1坪で約10万円かかります。
床はフローリングが張られておらず、板張りになっています。
しかしトゲやささくれのような木材が刺さるようなものではなく、サラサラのべニア板です。
壁紙も貼られていませんが、引っかかる感じはなく柔らかい素材でした。
もし見た目を良くしようとフローリングや壁紙を貼る場合、オプション費用が別で必要になります。
壁紙やフローリングは高額なオプションではないため、採用しやすいですが、あえて予算をかけてまで採用する必要性を感じません。
私が採用したオプション一覧はこちら
屋根裏収納の仕様と注意点を解説
一条工務店で有名なロスガードは屋根裏収納に使えません。
屋根裏収納は他の壁と違う断熱材を使用していたり、換気や空調設備がなかったりと仕様が異なります。
ここでは知らないと後悔する屋根裏収納の仕様と注意点を解説していきます。
一条工務店の断熱材はこちらで解説しています。
断熱材が高性能グラスウールになる
一条工務店で使っている断熱材と違い、屋根裏収納には高性能グラスウールを使います。
そのため室内と比べて温度差があります。
しかし分厚い断熱ドアで仕切られるため、室内には影響が少ないです。
私の使っている部屋にドアがついているけど、ドアの近くで温度差を感じたことはないよ
1番注意すべきは湿気かな
断熱材があり普通の屋根裏に比べて快適な空間をつくれますが、空調や換気システムのない屋根裏収納では湿気がこもります。
そのため我が家では年に数回ドアを開けて空気の入れ替えをしています。
換気設備がないため湿気対策は必須
断熱材を使い収納できるスペースを作っているため、一般的な天井裏と比べて温度差が少ないです。
しかし湿度調整ができず湿気によるカビのリスクがあります。
我が家では水とりぞうさんの除湿剤を設置し対策しています。五月人形を置いていますが、今のところカビの発生や湿気で濡れてている様子はありません。
階段下収納やウォークインクローゼットなど、どこでも簡単に使えるため除湿がしづらい場所に置いています。
一条工務店の屋根裏収納はエアコンや窓、換気扇の設置が可能です。ただし、窓や換気扇など外とつながる穴を作る場合、外からカビが侵入するため注意してください。
賃貸のクローゼットはカビがよく発生したね。
賃貸の収納よりも、一条工務店の屋根裏収納の方がカビができなかったよ。
屋根裏収納をつくる条件がある
当然ですが屋根裏収納を作るスペースがないといけません。
また屋根裏収納は天井高140㎝というルールがあるため、屋根に勾配をつけて調整する必要があります。
天井高のルールは一条工務店に限らず他社でも同じです
グランセゾンは2階の面積を1階よりも減らしてスペースをつくり、2階からそのまま屋根裏収納に入れるため使いやすくてオススメです。
しかしアイスマートは総2階になるため、固定階段を作って天井裏に行く必要があります。
屋根裏収納の床面積は1階の2分の1まで
屋根裏収納の広さは、下の階の床面積2分の1までという制限があります。
安くて便利だからと無条件に屋根裏収納はつくれません。
我が家の2階の間取りはこちらで公開しているので参考にしてください。
グランセゾンだと室内から簡単に出入りできる
アイスマートでは固定階段を使って屋根裏収納に出入りするため、大きなものを収納するのが難しいです。
もし重たいものや大きなものを収納するなら、階段から転落する可能性があり危険です。
しかしグランセゾンなら部屋からそのまま屋根裏収納に出入りできるため、使いやすい収納になっています。
また屋根裏収納の床に階段を作るスペースがない分、収納できるスペースが広くなり、より多く収納できます。
屋根裏収納の収納量を紹介
ここでは我が家で屋根裏収納に入れているものを紹介します。
子ども用品:使わなくなった絵本や服、おもちゃ、人形、ベビーベッド、ベビーカー、アルバムなど
季節もの:五月人形、クリスマスツリー、毛布、冬物の上着など
その他:プレイマット、結婚式もの、旅行かばん、ユニバグッズなど
アイスマートの固定階段は使い勝手が悪い
グランセゾンやセゾンは2階から直接屋根裏収納へ入ることができます。
しかしアイスマートやグランスマートのような総2階だと固定階段を使って屋根裏へ登ります。
屋根裏収納の固定階段を実際に使っている様子はこちらの動画が参考になります
固定階段があると何がデメリットになるのか
固定階段があると毎回昇降が必要なため、年を重ねると体力的にしんどくなります。
また屋根裏収納は大きなものを収納することが多く、荷物の出し入れが大変です。
階段から転落してケガをする可能性もあります。
他にも屋根裏収納の床に階段ができるため、階段部分は荷物が置けず、収納スペースが減ってしまいます。
ロフトと屋根裏収納の違い
ロフトをつくる費用以外に勾配天井も必要になるため、屋根裏収納と同じ広さを確保するのに2倍以上の費用がかかります。
ロフトも屋根裏収納と同じで天井高が140㎝、そしてアイスマートと同じように階段が必要です。
ロフトにするメリット
屋根裏収納と違い室内につくるため
- フローリングや壁紙が標準
- ロスガードによる換気効果が得られる
- 湿度調整不要
- 多目的に使える
収納以外にも書斎や子どもの基地、スクリーンを設置して映画鑑賞など、多目的な使い道ができます。
平屋+勾配天井を考えている場合はロフトでも良いと思います
屋根裏収納は後付けできるのか
一条工務店の屋根裏収納を後付けした話は見当たりませんでしたが、一般的に屋根裏収納を後からリフォームで追加することは可能です。
もし屋根裏収納を後付けする場合の費用は、仮に6帖だと工事費や壁紙や手すり、トビラなどの諸費用を合わせて約30万円程度と言われています。
参考:リフォームガイド
ただし条件や業者で予算は変わるため確認が必要です。
まとめ
一条工務店では屋根裏収納を小屋根裏収納とよんでます。
1坪(2帖)の収納が約10万円でつくれます。
屋根裏に収納するものはベビーベッドのような大きなものや、五月人形、ひな人形、クリスマスツリーなどの季節もの、子どもとの想い出の品など。
しかし屋根裏収納の断熱材は高性能グラスウールで、室内よりも温度差があります。
また湿度調整も必要なため換気や湿度対策が必要です。
毎月、あるいは季節ごとに空気の入れ替えをしてください。
屋根裏収納は断熱材を使用しており、一般的な屋根裏よりも快適な空間で、収納スペースとして使いやすいようにつくられています。
ロフトやクローゼットよりも格安で広い収納がつくれるのは魅力的です。
Twitterでは実際に一条工務店で住んでから感じたことや、日々の生活、家づくりの情報に役立つ発信をしています。参考になる情報があると思うのでよければフォローをお願いします。