家づくりで後悔しやすいのが間取り
一度決めると後から変更できません
- 間取りで後悔したくない
- 今の間取りでいいのか不安
- 打ち合わせがうまくいかない
一条工務店の提案力は低い
間取りは施主も勉強する必要がある
一条工務店は間取り提案力が低いとよく言われます
家のコンセプトを決め施主も間取りの勉強をしないといけません
設計士や営業担当に任せっきりにせず実際の生活をイメージして希望を伝えましょう
- 具体的なイメージをするのが難しい
- どんな間取りが良いのかわからない
そんな方の参考になるよう、実際にした間取りの打ち合わせ内容を紹介します
- 38坪のグランセゾン
- 平屋から二階建てに変更
- 5人家族を想定した5LDK
- 和室あり
- 間取りの打ち合わせは4回
- 子どもが走り回れるLDK
LDKは19畳+和室があり子どもが広い空間にしました
1階に主寝室があり、老後も安心な間取りです
一般的に人気のある38坪の間取りを実現しています
屋根裏に2坪の収納が別であり実質40坪と満足のいく広さ
- 打ち合わせの参考になる
- 我が家の失敗を見て同じ失敗をしないようにできる
- 一条工務店の営業担当についてわかる
- 一条工務店の間取りは営業担当が作るところから始まる
- 設計士から提案された間取りに不満があった
- 平屋にするか二階建てが良いのか
- LDKはI型で子どもが見えやすい
- キッチンは独立性と収納性
- ダイニングの課題は学習スペース
- 玄関は広く明るく使いやすく
- 帰宅導線はリビングから手洗いにした
- 我が家が回遊導線を採用しなかった理由
- 脱衣所と洗面所を分けた
- 洗濯場所は選択肢を多くした
- お風呂は子どもと入れる1.25坪
- 階段は安全性を重視
- 吹き抜けはやめて正解だった
- 和室は多目的室
- 主寝室は1階で唯一のプライベート空間
- トイレは2つ作った
- 子ども部屋は最低限でいい
- 二階には直接入れる屋根裏収納
- ロスガードは廊下に出した
- DS気密外という後悔ポイント
- 情報ボックスで収納が減った
- ドアの干渉を調べておきましょう
- 我が家が引っかかった一条ルール
- グランセゾンだからできた間取り
- まとめ
一条工務店の間取りは営業担当が作るところから始まる
最初、一条工務店に行くと営業が対応します
最初の担当者がそのまま自分たちの担当です
もし営業担当が合わなければ交代してもらえる
一条工務店の営業は実際どうなのか別記事にまとめています
同じ地域なら紹介制度がオススメ
優秀な営業担当を紹介してもらえます
私も紹介できるので興味があればTwitterのDMかブログのお問い合わせにお願いします
契約前に間取りについて打ち合わせをする
一番最初に希望の間取りについて聞かれます
- 部屋の数
- 二階建or平屋
- どんな家にしたいか
このあたりを大まかに話します
- 契約前の間取り相談は無料で無制限
- 最初の間取り図作成は営業がする
無制限と書きましたが常識の範囲があります
契約もする様子がなく何回も細かい打ち合わせをするのはやめてください
細かい打ち合わせは契約後に設計士とする
我が家は契約前2回
契約後4回間取りの打ち合わせをしました
営業はあくまで営業がメインです
- 間取りの細かい打ち合わせは設計士とする
- 設計士との打ち合わせは契約後になる
契約前の打ち合わせで失敗すると最終予算がオーバーする
契約時に営業担当が見積りを出しますが、一般的に最終見積もりはよく予算オーバーします
『最終的な見積もりが予算オーバーだった』とよく聞きませんか?
契約前からオプションや間取りが大きく変わっているためです
契約前に間取りやオプションを決めておけば最終的な予算は大きく変わりません
我が家は希望のオプションを反映できておらず、契約後にオプションを追加したことで高額になり予算オーバーしました
一条工務店は100万円を支払い契約してから設計士と打ち合わせをします
大きな金額ですから後悔しないために契約前から間取りは考えておきましょう
契約金の100万円は余って返金されることがほとんです
私の場合は契約金の残りだけで70万円返金されました
合わない営業担当は早めに交代する
一条工務店は急成長しているハウスメーカーです
契約数が右肩上がりですが、スタッフが不足しており人材育成が間に合っていないとよく言われます
他のハウスメーカーも見た私が感じた感想ですが
アイスマートのように間取りが制限された家を建てることが多いため、自由な間取り作成が他のハウスメーカーよりも苦手
人手不足や育成云々よりも経験値が足りないと感じました
打ち合わせがうまくいかないなら担当営業の交代も選択肢にいれてください
以下、我が家の打ち合わせ詳細を載せていきます
設計士から提案された間取りに不満があった
展示場の間取りを参考に作りました
最初提案された間取りは展示場を少しアレンジしただけの間取りでした
たしかに使い勝手は悪くないし、私たちの希望も6~7割は入ってました
せっかく注文住宅なのに個性がない
最初の打ち合わせで私は『自分たちで間取りを考えないと』と思いました
設計士によって苦手分野はありますが、プロなので私たちが気づいていない快適な生活ができる細かい工夫をしています
結果的に設計士の提案した案が良かったということも多いです
自分で間取りを作り持っていった
一条工務店はマスで間取り作成をしているため、同じようにマスで考え間取りを作り持っていきました
結果からいうと
- 予算が上がってしまい間取り変更は難しい
- 2階の部屋がうまく組めなかった
どれだけ粘って何回考えても最初に出た間取りから大きく変わることはありませんでした
間取りで悩まれているかたはこちらの記事も参考にしてください
自分で間取りを作った感想
- 間取り作成がかなり大変だった
- 時間の無駄になった
- 間取りに迷いすぎて夫婦で険悪ムードになった
素人が間取りを作るのは無理がありました
意見をうまくまとめられず夫婦で言い合いになってしまい険悪になったこともあります
間取りシュミレーターやプロが間取りを作ってくれるようなものを利用した方がよかったね
最終的な我が家の間取り
平屋にするか二階建てが良いのか
我が家は二階建てにしましたが最初は平屋希望でした
- 平屋の方が掃除がラク
- 子どもが見える範囲で遊んでくれる
なぜ二階建てになったかというと、二階建ての方が安かったからです
平屋にするとトータルで+100万円になると言われました
階段がない分1坪分安くなるが平屋では基礎工事が高額になる
しかし+100万円でも平屋にすればよかったと思っています
2階建ては掃除や移動が大変でした
1階を平屋として使えるように間取りを工夫した
我が家は平屋をあきらめて二階建てにしましたが、一階を平屋として使えるように間取りを工夫しました
- 二階を子ども部屋だけにした
- 吹き抜けやオープンステアにしなかった
結果的に私たちの生活は1階でできるようにしました
子どもは大きくなったら2階へ上がりますが、小さいうちは1階で一緒に過ごします
階段もオープンステアにせずボックス階段にしたことで目立たないところへ設置できました
半平屋住宅はグランセゾンだからできました
アイスマートのような総二階では間取りが組めませんでした
LDKはI型で子どもが見えやすい
子どもはちょっと目を離すとイタズラします
子どもが常に見えるようにするためI型LDKを選びました
I型LDKはキッチンやダイニングからリビングのテレビが見えにくくなることが多い
必要なら造作棚や壁かけなどテレビをおけるスペースを確保しましょう
我が家の場合はダイニングテーブルから問題なく見えました
I型LDKは広く使える
20帖以上を希望していましたが実際は19帖になりました
グランセゾンではアイスマートのような耐力壁や垂れ壁がないため広く感じます
I型LDKは最も部屋が広く使える間取りです
I型LDKなら20帖も必要ない
和室を開放してさらに広くした
I型LDKの奥に和室を追加しました
これにより実質25帖のスペースがあります
和室のドアも3連トビラを採用し壁に収納できるようにしたことで開放感があります
さらに開放感が出るように窓も透明にしました
LDKから見たとき、透明の窓を正面に設置したことで視線が外へ抜けるため広く見える
3連トビラのデメリットは音が漏れやすいことです
我が家の場合、子どもを寝かしつけているときはテレビを切っています
大きな掃き出し窓で明るいリビングへ
リビングに唯一の掃き出し窓を採用しました
南側に約270cmの窓で開放感があります
この窓からは家具や家電の搬入も可能です
家電が家の中に入らず後悔した人もいます
家具や家電の搬入経路も考えて間取りを作りましょう
キッチンは独立性と収納性
- キッチンは来客動線から見えない
- 調味料などは出したままでも大丈夫
- 雰囲気をリビング側と変えたい
我が家はグレイスキッチンを選びました
独立キッチンであり飾り棚も魅力的でした
キッチンの収納
- カップボード上下180cm
- 自在棚をパントリーにする
180cmあればカップボードに家電が余裕を持っておける
収納量も多く、収納スペースが余っています
窓をカップボード部分に採用したかったのですが、グランセゾンでは横長FIX窓は採用できないため断念しました
パントリーの自在棚部分は床暖房を外しました
果物などが腐りやすくなるからです
床暖房なしは本当に腐りやすいからと設計士側から提案されました
ダイニングとの導線が悪い
I型LDKはキッチンとダイニングの導線が悪いです
棚を回らないとダイニングへ行けません
実際は2~3歩の差なので、私は気になりません
飾り棚の上に置いたらキッチン側からも食器を回収できます
冷蔵庫はダイニングからアクセスしやすい位置へ
冷蔵庫はキッチンで使いやすくダイニングからもアクセスしやすい場所を選びました
食事中に飲み物をよく取りに行きますからね
ダイニングの課題は学習スペース
ダイニングテーブルに本や書類がいっぱいで片付かない人は多いはず
我が家も悲惨なことになっています
この状況を解決するためダイニング側に学習スペースを作ろうと思いました
グレイスキッチンではカウンターがない
グレイスキッチンではスマートキッチンのようなカウンターがありません
そのため別でスペースを確保する必要があります
飾り棚の上はティッシュ箱を置ける程度の幅
造作棚は後悔する可能性がある
造作棚を作ると棚を使わなかったとき邪魔になり後悔します
我が家はあとから学習スペースを作れるように工夫することにしました
- 窓下に机を置けるようにしておく
- 子どもが勉強する場所を見てから決める
とくに我が家は和室があるので和室を活用する方法もある
子どもがくっついて勉強すると遊ぶ可能性があり、その対策でバラバラに学習スペースを作ることもできます
ダイイングテーブルの収納を工夫することもできる
玄関は広く明るく使いやすく
我が家の玄関はコンパクトですが後悔ポイントの少ない間取りになっています
玄関からキッチンの導線を快適にした
玄関から土間続きでシューズクロークへ入り、靴のままキッチンの冷蔵庫前まで荷物を運べるようになっています
キッチン横まで直接土間続きになっている間取りは荷物が運びやすくゴミ出しもしやすいです
シューズクロークにゴミ箱を設置し生ゴミを入れます
- 土間には床暖房がなく臭いが発生しづらい
- ナノイーを設置し臭い対策
- キッチンに生ごみを置かなくていい
キッチン⇒土間⇒玄関の導線を作ったため勝手口が不要になりました
子どものおむつも土間のゴミ箱に捨てる
小さめのシューズクローク収納を最大限活用する
シューズクロークには自在棚と天棚を設置しました
自在棚にはゴミ箱だけでなく
- 子どもの外遊びグッズ
- アウトドアグッズを収納
天棚側には上着やベビーカーを置きます
引き戸を利用して出入りをラクにしていますが、両側引き戸だと収納スペースが狭くなるため片方は開き戸にしました
中央を通路にして左右に収納を設置したことで『奥にあるものが取れない』という後悔ポイントを克服しました
我が家はアウトドア用品が少ないです
もし増えるようなら庭に倉庫を設置する予定
シューズクロークの後悔ポイント
シューズクロークの後悔ポイントはドアです
ドアがなければ
- 収納スペースを増やせた
- 出入りしやすい
- 臭いがこもらない
妻がどうしてもドアが欲しいと言いましたが正直ロールカーテンが良かった
ロールカーテンなら
- 閉めたいとき以外は開けっ放しにできる
- 臭いがこもらない
一条工務店はドアが無料なのでロールカーテンは追加費用がかかる
玄関は入った正面に開放感が欲しい
窓があると視線が奥へ抜けるため広く見えます
玄関に入って正面に大きな窓やハイドアがあると開放感があり素敵ですよね
我が家は2階の間取りが崩れるからできませんでした
少しでも明るく広く見せる対策として
- コの字シューズボックスで窓を作った
- シューズボックスを正面ではなく横にした
- ドアを親子ドアにして採光を取った
窓やドアのガラスを確保して採光をとりました
親子ドアにしたことでおしゃれな玄関に見えますが気密性が低下してしまいます
そのためドアは性能の高いプロノーバを選びました
ななめ框は採用せず
玄関を広く使う方法として『ななめ框』にする方法がある
フローリングを斜めにすることで効率的に使えます
しかし『ななめ框』はオプションです
来客の少ない我が家は玄関に予算をあまりかけたくなかったため採用しませんでした
大人2人で並べたら十分です
そもそも賃貸の玄関が狭すぎたため十分広く感じます
帰宅導線はリビングから手洗いにした
最近の流行りは玄関で手洗いをするか、玄関から洗面・脱衣所に直接入れる間取りです
最初の間取り図も玄関から洗面へ直接いける間取りになってました
しかし我が家は帰宅導線をリビングを通って洗面所に変更しました
私たちは荷物をいったん置いてから手洗いをする習慣があります
そのためリビングを通ってから洗面所へ行きます
新しい家に住んでも日頃の習慣は変わりません
日々の習慣から間取りを作りましょう
玄関から洗面に行くまでの間に荷物を置く収納は作っておきました
リビングの出口に収納があると便利です
我が家が回遊導線を採用しなかった理由
- リビングが中央で階段の位置が制限されていた
- 洗面台を大きくできた
- キッチンと玄関の導線を近くしておきたかった
- LDKがI型で十分広かった
リビング階段やキッチンの導線に影響が出るため
そこまでメリットを感じなかった回遊導線を不採用にしました
賃貸と比べて家事導線もそこまで遠く不便にならないのも決めて
むしろ賃貸よりも良くなっているから満足
回遊導線は子どもが走り回れていいなと思っていましたが
I型のLDK+和室の我が家は十分に広く子どもが走り回れます
回遊導線をやめたことで廊下が減って収納が増えました
収納量が足りないのも後悔ランキングの上位ですからね
脱衣所と洗面所を分けた
洗面所と脱衣所は分ける人が増えている間取りです
我が家も分けました
洗面所は通路にあるため通路側に1マス確保し大人二人がすれ違えるようにしました
洗面台も大人二人が並べる135cm以上を選択
洗濯場所は選択肢を多くした
一条工務店は部屋干しを推奨しています
我が家も脱衣所で室内干しをすることにしました
基本はランドリールームに部屋干し
脱衣所をランドリールームとして作りました
- ホスクリーンを1本
- 天棚を2セット
天棚は端から端まで干すことができるためデッドスペースが少なくなります
できればホスクリーンではなくホシ姫サマを採用したかったのですが、ホシ姫サマは高額オプションでした
物干しワイヤーも魅力的でしたが、洗濯スペースが十分に確保できているため採用をやめました
ワイヤーを使う場合は
壁の確保と壁補強をしてください
足りない場合は洗面台前のホスクリーンを使います
ホスクリーンは3本まで無料なので、おまけ程度につけています
洗濯物を片付けるスペースの確保
ランドリールームを作ったら乾いた洗濯物を片付ける場所も確保してください
導線がラクなので収納をランドリールーム内に作る
洗濯物をたたむために机もあると便利です
ただし造作棚を作ると使いにくいと後悔する可能性があります
我が家は机代わりの棚を後から必要なら買うことにしました
使い勝手から引き戸を選ぶ人が多いですが、引き戸には注意点があります
- 引き戸だと自在棚など収納が隠れてしまう
- ドアをいちいち開閉して使う収納はめんどくさい
自在棚を作る予定でしたが引き戸の都合でやめた
自在棚の代わりに洗面台のサイズを大きくして収納を増やしました
洗面所までの導線であれば近いのでストレスを感じにくいです
我が家の洗濯スペース
我が家は洗濯物の干す場所を多数配置しました
掃き出し窓に屋外物干し金具
脱衣所からまっすぐ行くとリビングの掃き出し窓です
掃き出し窓に屋外物干し金具を設置し物干し竿を置いて干します
- 天井からつるすタイプの方が壁に洗濯物が当たらない
- ただし一条ルールでは軒と床が必要で床面積分の予算が上がってしまう
浴室のランドリーパイプ
水がしたたるようなシーツなど大きなものは浴室にほします
水滴を垂らしながら移動したくないですからね
大きな布団は庭に干す
庭に物干しスペースを確保しています
ここに布団を干せるようにします
お風呂は子どもと入れる1.25坪
お風呂は広い1.25坪を選びました
子どもがまだ小さく一緒に入るためです
階段は安全性を重視
- ボックス階段
- 踊り場を作る
- 段差を高くし過ぎない
- 明るい階段作り
すべった時にストレートよりもボックス階段の方が一気に下まで落ちません
ボックス階段は内側の曲がるところが三角になっており大人でもすべります
そのため踊り場を作りました
しかし半分しか踊り場にできませんでした
踊り場を作るには間取りが変わってしまうからです
グランセゾンは天井高があり階段の段差が高い
踊り場を作るなら段差がさらに高くなるか階段の長さを増やす(階段の坪数を増やす)
リビング階段にした弊害もありました
家の中央に階段があるため窓を作れない
我が家の工夫は
- リビングと階段の間に室内窓を作る
- コンセントを作りセンサーライトを設置
- 子ども部屋のドアをガラスをいれた
室内窓は耐震に影響のある場所でなければ作れる
階段の手すりも工夫することができます
階段の手すりを2段にできる
グランセゾンでは階段の段差が高くなります
子どもから大人まで使いやすくするために階段の手すりを上下2段にする方法があります
我が家も最初は二段にしていましたが予算オーバーで削ってしまいました
階段下収納の工夫
ボックス階段にすると階段下収納ができます
しかし階段下収納は一番奥が低く狭い作りになっています
活用しにくいため我が家では
奥側だけ壁で閉じて反対側から使えるようにした
リビングとつながりルンバ基地やちょっとしたおもちゃ置き場になりました
オープンステアでも階段下にスペースがあり、机やピアノ、収納など置いている方がいます
しかしオープンステアの場合はホコリが上から落ちてくるため、掃除が嫌いな我が家は採用しませんでした
階段下収納で一つ大きな失敗をしました
ルンバ基地の前にドアが来るためルンバが出れなくなり、住んでからルンバ基地を変更しました
間取りの失敗は住んでからの後悔ポイントになります
間取りでよくある失敗例は知っておきましょう
吹き抜けはやめて正解だった
- 265cmで十分な高さがある
- 2階を完全なプライベート空間にできた
- 将来1階を平屋として使うため吹き抜けは不要
- 臭いや音がひびかない
- 上からホコリが落ちてこない
- 南側リビングで明るいため採光も必要ない
我が家で吹き抜けを採用するメリットは何もありませんでした
見た目はいいんですけどね
和室は多目的室
子どもと一緒に寝るための部屋として和室を採用しました
私は実家の畳の感覚は大人になった今でも残っています
和室で考えた工夫を紹介します
子どもを起こさないようキッチンから離した
昼寝や夜に子どもが寝たあとキッチンの物音で子どもが起きないようキッチンから距離を離しました
勉強スペースとして開放
勉強や工作などをするスペースとして活用しようと思っています
友達が来たときにも勉強会ができますね
押入れは子どもが使いやすいもの
グランセゾンの押入れはおしゃれですが使い勝手が悪いと思います
アイスマートの押入れにすると子どもも自分でおもちゃを取り出せます
また収納の上下が無駄に空いていることもないため掃除がラクです
老後に和室で過ごせる
老後は車椅子や簡易トイレなども使うため広いスペースが必要です
また和室はリビングの隣なので家族とのつながりもあります
西日があり窓には注意した
夏の西日はとても暑くなります
リビングからみたときに大きな窓だと開放感があってよかったんですが、西日を気にして小さくしました
実際に夏は室温が1℃高くなっていました
一条工務店の窓だから暑いとは感じなかった
少し暖かいなぐらいでした
でも走り回る子どもにとっては少し暑かったみたい
4帖のウォークスルークローゼット
4帖のウォークスルークローゼットを和室横に作りました
自在棚を作って子どもの学校用品をまとめて置きます
リビング側から入って和室に抜けられる回遊導線も作りました
ヘッダーボックスもここに隠しています
ウォークスルーにしたことでクローゼット扱いにならず、クローゼット専用の収納を選ぶことができませんでした
そのため自在棚で代用しています
ウォークスルークローゼットのドアに悩んだ
リビング側のドアですが折れ戸にしています
引き戸だと入口が狭くなります
- 引き戸:55cm
- 折れ戸:61cm
大人が通るなら60cmあると不便を感じません
55cmでは荷物を持っているとぶつかりました
収納なのでドアがどうしても欲しいという妻の意見でドア設置していますが
ドアで通路が狭くなるならロールカーテンが正解だった
主寝室は1階で唯一のプライベート空間
私は夜勤もあるため隔離された部屋を作りました
- 一番奥で二重ドアによる防音
- あえて北側にして暗めの部屋に
- 遮光ハニカムシェードを選択
- 必要最低限の5帖
- 書斎としても使える
一条工務店は中の生活音はよく響きます
そのため主寝室までのドアを2つ作りました
展示場で確認しましたが
防音効果絶大でした
無料でできる防音対策としておすすめです
なぜ5帖なのかというと
今の賃貸でベッド、机、本棚を置いて5帖に収まっているからです
トイレは2つ作った
トイレの場所は2階と玄関です
トイレはリビングや洗面の近くだと人が通るため使いづらい
掃除のしやすいタンクレストイレを選びましたが
2階は水圧が足りずタンクレスにできませんでした
トイレには採光目的で窓も設置しました
私は窓なしがいいのですが
妻は採光で窓が欲しいというのでFIX窓を採用しました
子ども部屋は最低限でいい
寝室と同じ考えで子ども部屋は5帖になりました
それぞれ個室として壁で仕切っています
小さなころは1階で過ごします
自分の部屋を持つころには大きくなっていると思ったからです
二階には直接入れる屋根裏収納
二階に2坪の屋根裏収納を作りました
2坪で12万円と大変お得なオプションです
収納が足りなくなることはまずないでしょう
グランセゾンの2階建ては直接2階から屋根裏収納に入れる
屋根勾配が原因でオプション費用が高くなる
屋根勾配が急になり勾配天井や屋根材にオプションが必要だと言われた方がいました
実は我が家も同じことを言われましたが、間取りを工夫し減額しました
部屋から勾配天井にして屋根をなだらかにしました
部屋の天井が若干低くなるデメリットはあるが減額が大きい
ロスガードは廊下に出した
ロスガードの場所い悩む人が大変多いです
我が家は廊下に出しました
- 室内では音が気になる
- 掃除するときに子どもの部屋に入る必要がない
ちなみに一条ルールで2階建ての場合はロスガードが2階につきます
DS気密外という後悔ポイント
グランセゾンでは総二階にしないため間取りの自由度があります
そのためうまく間取りが組めなかったときにDS気密外という無駄スペースができます
性能には直接かかわりませんが、何もない出入りもできないスペースが家の中にできてしまいます
これも坪単価の半額がかかっているためできるだけなくしたかったものです
情報ボックスで収納が減った
インターネットの配線などをまとめて収納する情報ボックス
情報ボックスは結構場所をとります
我が家は
- 主寝室前の廊下
- 脱衣所にある天棚の上に設置
天棚の上に設置したことで収納が少し減りましたが、収納するものが少ない場所なので脱衣所を選びました
ドアの干渉を調べておきましょう
収納や住設、通路など全てのドアや引き出しが干渉しないか確認しましょう
- ドア同士がぶつかる
- 収納の引き出しが壁に当たるなど
後悔ポイントとしてあげているブログもあります
我が家が引っかかった一条ルール
- 耐震面から窓を角に作れない
- 換気量確保のため2階の窓を増やす
- 採光確保で窓を大きくする可能性があった
- 天井勾配が急だった
- 階段の1段が高くなるか多くなる
- ロスガードは2階
これらのせいで余計な予算や間取り変更が生じました
生活に支障がでるほどの影響ではありませんでしたが、思い返せば制限が結構あったなと思います
グランセゾンだからできた間取り
- 軒がパラペットルーフにできた
- 勾配天井や吹き抜けがなくても天井高が十分
- 耐震で必要になる壁がなくなり広くなる
- ニッチや室内窓が作りやすい
- 総二階にしなくていいため一階を平屋扱いにできた
- 二階にそのまま入れる屋根裏収納が作れた
これらがすべてできないとなると今の我が家の間取りは全く別のものになっていましたね
間取りに関しては『後から調整できるようにしておく』のが一番後悔の少ない方法だと思います
まとめ
一条工務店はアイスマートが人気であり総二階の間取り作成が得意です
そのため自由度の高い設計が苦手な設計士が多い印象があります
しかし素人が間取りを作成すると時間の無駄や結局細かいところでボツになります
設計士はプロなので私たちの気づかない細かい工夫をしっかりしています
間取りはプロに任せましょう
間取りシュミレーションや他社の間取りも参考にしてください
後悔の少ない間取りにするためには
実際の生活をイメージして家のコンセプトを決めておきましょう