- フロアコーティングしたいけど高くて悩んでる。
- DIYって実際どうなのか気になる。
- DIYのやり方を知りたい。
- 一条工務店のフローリング保証がどうなるのか知りたい。
一条工務店のフローリングはキズに弱く、フロアコーティングをする人が増えています。
2022年以降、一条工務店以外の方からも、森のしずくのフロアコーティングを紹介してほしいと言われることが増えました。
しかしフロアコーティングは高額な費用がかかり、断念する人も。
予算を抑えるために、業者へ頼まずDIYしよう!という人も中にはいるはず。
DIYなら半額以下で施工できる。
そう思いこの記事でDIYについてまとめました。
- フロアコーティングをDIYでやる方法
- DIYのメリットとデメリット
- コーティング剤の選び方と注意点
よく使われる人気のコーティング剤と使い方も紹介しているので、DIYを考えているなら読んでください。
フロアコーティングの性能が疑われ、家族の理解が得られないパターンも多いね。
その場合は、フロアコーティングの解説記事を参考にしてください。
フロアコーティングDIYのやり方
- ホコリやゴミをとる
- 床拭きをする
- 養生テープを貼る
- フロアコーティングをする
- 乾燥させる
基本的な手順は以上です。それぞれ解説していきます。
実際にDIYされた方の動画も参考になると思います。
ホコリやゴミをとる
ホコリやごみ、髪の毛などが床に落ちていると、フローリングとコーティング剤の間に入り込んでしまい取れなくなります。
掃除は掃除機やクイックルワイパーで構いません。掃除中に自分の髪の毛が落下しないように注意してください。
壁や天井のホコリも落ちてきます。入念に掃除しておきましょう。
正直、この掃除の段階が一番大変かもしれません。
もし何度かに分けてフロアコーティングをする場合は、ムラができる可能性があるので、つながりのある部屋は同時にやりましょう。
DIYなら部分的に施工可能。一日で全部やる必要もないよ。試しに子ども部屋だけやってみる、なんてこともできます。
中性洗剤で床拭きをして乾かす
中性洗剤(台所洗剤)と雑巾で床拭きをします。そのあと水拭きを2回以上行い、洗剤をしっかり落としましょう。
水分が残っていると、白くなるので注意してください。
保護したい場所に養生テープを貼る
ドアや壁、建具など床をフロアコーティングしているときに、コーティング剤がついてしまう可能性があるところに貼りましょう。
養生テープは防水のマスキングテープで良いです。6畳当たり2個あれば足りると思います。
- 太めのテープを選んでください。
- 幅木は1mmほど床から空けてテープを貼りましょう。
テープが細いとコーティング剤が壁ついてしまいます。幅木を床から1mmほど空けて
テープを貼りコーティングするときれいにぬれます。
作業中に床が汚れそうで不安な人は、掃除の前に養生テープを貼ってもいいです。
フロアコーティング前に環境を整えよう
フロアコーティングの前には、窓やカーテンを閉めましょう。
コーティング剤が乾燥しにくくなります。
乾燥しにくい環境でフロアコーティングしましょう。フロアコーティング中に乾燥が始まると、ムラができます。
フロアコーティングをする
事前準備ができたらフロアコーティングをします。
コーティング剤は専用のモップや付属のスポンジで塗っていきます。
モップやスポンジはコーティング剤にセットでついているものがほとんどです。
モップやスポンジを掃除用と併用してしまうと、ゴミが混ざってしまうため、コーティング用で専用モップを用意してください。
コーティング剤を塗ったら、すぐにマイクロファーバーの布で塗りムラがないようになじませましょう。
塗りムラがないか、角度を変えて床を確認してください。
ビアンコートはDIYのやり方がセットにDVDで入っています。施工前にDVDをみておきましょう。
グラスヴェール公式からも施工動画が出ているので参考にしてください。
おすすめコーティング剤の紹介はのちほどしていきます。
フロアコーティングは、一番奥から出口に向けて少しずつ塗っていきます。
一度フロアコーティングしたところを踏まないように、動線を決めておかないと部屋全体をうまく濡れません。
最悪、両足でマイクロファイバークロスを踏んで移動するのも有り。
コーティング剤は塗ってから数十分で乾燥が始まります。
乾燥が始まるところにコーティング剤がつくとムラができます。時間をかけすぎないようにしましょう。
最後に乾燥させる
フロアコーティングが終わったら乾燥させます。
乾燥させる時間はコーティング剤の種類で異なります。
- グラスヴェールなら12時間以上を推奨。
- ビアンコートは3.5時間以上です。
乾燥させやすい環境をつくる
コーティング剤は
- 温度が高い
- 湿度が低い
この環境だと乾燥しやすいです。
室温20℃ 湿度60%が最適。
エアコンや換気で環境を整えましょう。
フロアコーティングDIYに必要な道具をそろえる
- 専用モップやスポンジ
- 掃除用タオル(雑巾など)
- へアキャップ
- 手袋
- 養生テープ
- コーティング剤
- マイクロファイバークロス
専用モップやスポンジはホームセンターでも購入できますが、コーティング剤に付属でついているものを購入しましょう。
グラスヴェールはスポンジで40㎝×40㎝を塗り、マイクロファイバーでなじませる作業です。セットでマイクロファイバークロス、手袋がついています。
少し高くなりますが、ビアンコートのコーティング剤も人気です。こちらはモップ、養生テープ、マイクロファイバークロスがついており、初心者向けのセットになっています。
掃除用タオルは中性洗剤(台所洗剤)用と水拭き用を用意しましょう。100均で購入すれば十分です。
また台所洗剤は普段使っているものでいいです。
へアキャップや手袋はコーティング中に髪の毛が落ちないようにします。
養生テープは安価なもので十分です。目安は6畳あたり2本購入してください。
おすすめのコーティング剤を2種類紹介
ここでは一般的なコーティング剤の種類と、DIYでおすすめするコーティング剤を2種類紹介します。
フロアコーティングの種類と違い
種類 | 特徴 |
ガラス | 強度がありキズに強くつやもある。水や汚れにも強い。 性能は高いが施工が難しい。 |
UV | つやがあり高級感がある。すぐ乾燥する。 |
シリコン | コスパがいい。キズや汚れにそこそこ強いが耐久性が低い。 数年など短期間なら使ってもいい。 |
ウレタン | 安価で性能が低い。今はほとんど使われていない。 |
アクリル | 最も安価。性能が低いが塗り直しがしやすい。 こちらも施工はほとんどされていない。 |
詳しく知りたい方は、フロアコーティングの種類を解説した記事を参考にしてください。
おすすめのコーティング剤と価格相場を紹介
コーティング剤の種類によるが、DIY用なら24畳当たり約5~10万円。
ガラスコーティングやUVコーティングの場合は、性能が高いため、金額も上がります。
人気のあるおすすめのコーティング剤を2種類紹介します。
1つめはコスパのよいグラスヴェールのガラスコーティング剤です。
- 耐久年数20年
- モース硬度6H
- 抗菌作用あり
- 乾燥に12時間必要
モース硬度6Hはスマホのフィルム相当。正直、床のキズ防止としての強度は低いです。
汚れ防止や滑り止め効果としては、そこそこ期待できるコスパモデル。
1番のおすすめはビアンコートのコーティング剤です。こちらはモップもセットでついています。
グラスヴェールに比べて少し高いですが、初心者DIYセットになっており、施工しやすいと思います。
参考DVDも付属されているのでおすすめです。
- モース硬度9H相当の最高レベル
- 高い滑り止め効果と防汚コート
- 耐久性は20~30年
- 乾燥は3.5時間
値段が少し高くなるだけあって、性能はグラスヴェールよりも高いです。
硬度は9H相当と専門業者が使っているコーティング剤と差はありません。
乾燥は3.5時間と短いですが、歩く程度なら可という程度です。家具を置くなど、普通に使うなら2~3日の乾燥期間が必要です。
ビアンコートはUV対策ありを選んでください。また、艶の有無は好みで選択しましょう。
ビアンコートは硬度9H相当。キズに強いコーティング剤です。汚れや滑り止め効果を高めたいなら艶ありを選びましょう。
安い業務用コーティング剤には注意
コーティング剤には業務用の安いものがあります。
業務用はプロの専門業者が使うものです。
特殊な処理をしないとうまくフロアコーティングできないものがあります。購入時には業務用は避けましょう。
フロアコーティングDIYのメリットとデメリット
- 少しでも安く済ませられる
- 自分で家を作っている感がある
- 部分的な施工をしやすい
- コーティング剤によっては早く入居できる
- 入居後でもフロアコーティングできる
- 道具を自分でそろえないといけない
- ムラができる
- 重労働で全部屋施工は大変
- 失敗したらコーティング剤をはがせない
- 思ったより業者と差額がない
- 長期保証がない
- 工務店の保証が使えなくなる
実際にDIYでフロアコーティングしても、良いコーティング剤を使用すると10~15万円程度の差額しかでません。
重労働なうえに下準備も大変。10万円ちょっとの差額なら業者へ依頼しようかなと思う人もいると思います。
1番気になるのはフローリングの保証です。次は保証に関して解説していきます。
DIYするとフローリングの保証はなくなる
一条工務店のフローリングでは、フローリングの目地にコーティングをすると、保証が使えなくなります。
目地とは
フローリングの溝部分で、木材の伸縮ができるよう遊びを持たせている部分です。
目地が原因で、床鳴りやフローリングに不具合が起こりやすい。
そのため、DIYだけでなく専門業者に依頼しても、目地までフロアコーティングすると、ハウスメーカーの保証がなくなります。
一条工務店の保証を残してフロアコーティングしたい方は、森のしずくがオススメです。
フロアコーティングを自分でした失敗例
費用を抑えたいと、業者に頼まず、DIYでフロアコーティングをするのもいいでしょう。
しかし慣れていない人がDIYすると失敗する事例も複数あり、注意が必要です。
ここでは、よくある失敗例を紹介します。
コーティング剤をはがせない
フロアコーティングは失敗したら、コーティング剤の種類によって、自分ではがすことができません。
専門業者に依頼して剥離し、結局は高額な費用がかかってしまった人がいます。
新築でよく使うコーティング剤のガラスコートとUVコーティングは、一度失敗すると剥離が難しいです。
安いコーティング剤を使い、すぐにはがれてしまった
節約のためと安いフロアコーティングを行い、コーティング剤がすぐにはがれてしまう事例が多いです。
フロアコーティングの意味がないため、値段だけで選ばないようにしましょう。
シリコンコーティングより性能の低いコーティング剤には注意してね。
壁が変色した
養生テープをうまく貼れておらず、壁にコーティング剤がついてしまった事例。
コーティング剤は床以外に付着すると変色することがあります。
コーティング剤も床に合わない可能性があります。
施工前に、目立たない場所でパッチテストをしておきましょう。
壁や天井からほこりが落ちてきた
壁や天井の掃除を忘れており、フロアコーティングの途中にホコリが混ざってしまい、コーティングの下で髪の毛が固まった事例です。
掃除は徹底する必要があります。
どうしても掃除の負担がきつい場合は、ハウスクリーニングを利用するのもいいと思います。
ただし、お金を払ってまで掃除してもらうなら、新築ではなく、すでに入居住みの方がよいでしょう。
掃除が面倒なぐらいなら、フロアコーティング業者に依頼した方がいいと思います。
ムラができた
ムラができる事例は一番多いです。床の光沢にむらが出てしまい、見た目に違和感がでます。
DIYに慣れていない人が施工するなら、多少のムラが出ると思っておいた方がいいでしょう。
まとめ
自分でフロアコーティングした場合、業者に依頼するより10~15万円ほど安くなります。
しかし、ハウスメーカーの保証が使えなくなったり、DIYに失敗したりとデメリットもあります。
もしDIY初心者なら、初心者用のフロアコーティングキットを選びましょう。
後悔せずフロアコーティングをしたいなら、専門業者に依頼した方がいいでしょう。
私のおすすめ業者は森のしずくです。
詳しく解説した記事もあるので読んでみてください。
一時的に使うだけならワックスがおすすめです。
ワックスの使い方を解説した記事も参考にしてください。